オペラオー流徒然草

競馬のことや最近気になっているゲーム・ラノベ・マンガ・アニメについて徒然なるままに。

電子漂民は桜花賞2016を予想するか?

なんで毎週記事を書かないんですか?(怒)

 

 

めんどくさいからです(小声)

 

さあ今回は待ちに待った牝馬クラシックの第一戦・GⅠ桜花賞の予想をしていきます!

いやあ国内競馬はよくわかんな…いやなんでもないです。

 

 

さて桜花賞というレースについて特に語ることもないかと思いますが簡単に説明だけ。

 

 

桜花賞は1,939年にイギリスの『1000ギニー』を模範に創設されました。当時は現在のいわゆる「クラシック」が存在していませんでしたが、その後東京優駿日本ダービー)、阪神優駿牝馬(現オークス)、横浜農林省賞典四歳呼馬(現皐月賞)、京都農林省賞典四歳呼馬(現菊花賞)と共に『五大クラシック』を形成しました。

つまり秋華賞は要らない子なんやなって……。

まあもちろん必要だったから秋華賞が追加されたわけで、そもそもなんで牝馬には3冠が無かったのかというと、模範にしたイギリスに無かったからなのです。

イギリスの元祖五大クラシックは1000ギニー2000ギニーダービーオークスセントレジャーで形成され、今も変わっていません。

つまり三冠馬は年に1頭、牡馬と牝馬全ての頂点を極めた馬のみでいいという発想なわけですね。

秋華賞が創設されたのは、いやそれじゃアカンでしょ、だって牡馬と牝馬じゃ体つきもぜんぜん違うやん!と言うことに気づいた人がいたからだったのです。

まあオスとメスで筋肉量が違うのは人間も同じですし、当然といえば当然ですよね。

 

 

さてそんなわけで桜花賞。今年はどんなメンバーなのでしょうか。

 

 

1枠1番に入ったのはファンタジーS勝ち馬キャンディバローズ

父は桜花賞と相性が良いディープインパクト。母はタイキシャトル産駒でダビスタ04にも登場していたアフレタータ血統的にはマイラーな感じがしますね。姉のファインチョイス函館2歳Sアイムユアーズを破った早熟馬。兄のアットウィルも2歳から活躍しており、非常に早熟な家系であることがわかります。もう一つの特徴として、3頭ともスプリントで良績を挙げている点があります。このキャンディバローズ1600m以上のレースは阪神ジュベナイルフィリーズしか経験がなく、着外に終わっています。前走のフィリーズレビューも1400mのスプリント戦ですから、今回好走できる可能性は限りなく低いと思います

 

2番は牡馬相手に函館で重賞を圧勝した早熟馬ブランボヌール

その後はファンタジーS3着阪神JF3着チューリップ賞14着とかなり微妙な戦績。父はお馴染みディープインパクトですが母父がサクラバクシンオーなので血統的には確実にスプリンターだと思います。まあ3歳の春の時点で距離適性とかはあんまりハッキリしていないものだとは思うのですが、チューリップ賞で負け過ぎなのが気がかりです。正直今回は見送ってNHKマイルで買ってみたい馬だと思います。素質が高いのは明白ですからね。

 

3番はメイショウスイヅキ

父は賛否両論で溢れかえっている米国のチャンピオンスプリンター・パイロ。母父は乾坤一擲の豪脚で菊花賞を制したダンスインザダークどういう意図でこの配合にしたのか謎ですが、ここまでのレース選択を見るに、おそらくスプリンターとして育成するつもりなんだと思います。なんか今年は多いですねスプリンター……。過去のレース結果を見るに、桜花賞は明らかにマイラー有利なレースです。マイルでの実績がないと基本的には買うことは出来ません。

 

4番はFレビュー勝ち馬ソルヴェイグ

産駒のマイル実績が非常に良いダイワメジャー産駒ですね。母父はジャングルポケットで、サンデーサイレンス×トニービンの2次ニックスになっています。新馬戦以来勝ちあぐねていましたが前走Fレビューで鮮やかな押し切り勝ちを決めました。人気は低かったですが、能力的には順当勝ちだったと思います。今回も例によって人気がありませんが、おそらく1400m以下のレースしか走っていないことと、川田ジョッキーがデンコウアンジュを選んだことが原因だと思います。乗り替わりになってしまったことは致し方無いと言う他ありませんが、距離に関してはおそらくマイルまでは持つと思います。この馬は前走まで1400mで3連戦していますが、その前に阪神1200mで3着に入っています。その3着というのがいかにも忙しすぎる印象で、続く京都の1400m2戦も追い込みが決まりやすい硬い馬場で先行して粘って着に入るなど高い能力を伺わせるレースが続いていました。Fレビューでは先行して他馬が止まる最後の坂でもうひと伸びし優勝。条件戦のころに比べて格段に立ち回りが上手くなっていますインコースで競馬をするのが上手な馬ので、内枠なのも高ポイントですね

 

5番は絶好枠を手に入れた2歳女王メジャーエンブレム

近年の阪神JF勝ち馬には珍しいクイーンCから桜花賞直行というローテを組んできました。普通に考えればレース間隔を空けることは良いことなので、より慎重に、確実に勝ちを取りに来た、という受け止め方でいいと思います。能力は文句無く出走馬中1位で、先行脚質も含めて女王に最も近いと言えるでしょう。阪神JFのレース内容が非常に良く、2歳の牝馬には厳しい阪神のマイルを1.2番手から突き放して勝利するというのは過去にもあまり例のない勝ち方です。テイエムオーシャンあたりがタイプとしては近いかもしれません。テイエムオーシャン桜花賞秋華賞を制した二冠馬ですから、メジャーエンブレムにもいっそう期待が膨らみます。父はダイワメジャー、母父は世紀末覇王にして筆者の名前の由来でもあるテイエムオペラオーの父オペラハウス。ダイワメジャーの一本調子なスピードをオペラハウスの重厚なスタミナで補強し尽きることのないエンジンを生み出しているようですね。

 

6番枠に入ったのはビービーバーレル

フェアリーステークスで逃げ切り勝ちを収めた馬ですが、続くクイーンCで9着に完敗。もう勝負付けは済んでしまった印象があります。父パイロ、母父シルバーホークという血統もあまり日本向きではない気がしますし……。パイロ産駒は坂で止まる印象があるので、阪神や中山ではあまり来ないかもしれません。

 

お次は川田ジョッキーがソルヴェイグを振って選んだデンコウアンジュ

アルテミスSメジャーエンブレムに勝利し、2歳女王に唯一砂をつけた馬となりました。しかしその後の阪神JFでは9着チューリップ賞でも6着と、今回と同じ阪神マイルで2連敗しており、コース適正に大きな不安があります。この馬は父が2冠馬メイショウサムソン。母父が凱旋門賞マリエンバードという血統で、どう考えても中長距離かつ長い直線のあるコース向き桜花賞は色んな意味で噛み合っていない部分が多く、見送り推奨です。

 

 

時間がないので有力馬だけ!

 

シンハライト

前走チューリップ賞の勝利は見事としか言いようがありません。メンバー中唯一の無敗馬ということでメジャーエンブレムの対抗に挙げられるのはおそらくこの馬だと思います。父ディープインパクト母父シングスピールは非常に相性のいい組み合わせ。レースぶりもマイラーとして完成されており、倍率によっては本命にするのも良いかもしれません。ジュエラーと比べて鞍上が不安だと思う方もいらっしゃるかと思いますが、追い込みの池添ジョッキーは神がかり的に上手いのでその辺の心配はいらないと思います。

 

ジュエラー

シンハライトとレースぶりがかぶることで有名なジュエラーくんです。鞍上にデムーロジョッキーを乗せていることからこちらの方が有利……かと思いきや前走人気を背負っていたのに負けてしまいましたね。シンハライトとの力量差は無いと思います。こっちのほうが外枠だから若干不利かな、ぐらいです。ジュエラーは最後に差し切れないことが多い馬なので、中団に付けることができるかどうかが鍵になるでしょう。

 

 

最後駆け足になってしまった上に全頭紹介できなくて申し訳ありません。

電子漂民の皆さん、またいつか!

 

電子漂民はファントムオブキルにドハマリするか?(リセマラオススメ紹介)

 

ドハマリしてます(現在進行形)

 

 

 

ファントム オブ キル 断罪の黒 (ファミ通文庫)

 

電子漂民のみなさまこんにちは。オペラオーです。

さて今回は何ヶ月ぶりかのゲーム紹介です!いやー競馬ブログじゃなかったんですねこれ(小声)。

 

 

 

今回ご紹介するのは2014年10月にサービスを開始したスマートフォン向けRPG・ファントムオブキル(”ファンキル”)です!

すでに300万ダウンロードを突破した人気作ですが、3月1日からは大人気シリーズ・Fate とのコラボも始まり、今後のアップデートにも注目大。そんな訳で今回からコラボ直前情報やファンキルの遊び方を紹介していきます!

かくいう私も2月に始めたばかりの新人ですからね!皆さんと一緒にレベルアップできたらなと思ってます!

 

 

 

 

ファントム オブ キル SPECIAL DRAMA CD (アイテムダウンロードコード付)

 

 

 

 

 

1、ファンキルってそもそもなに?

 さあ紹介しますよ!………ってそもそもファンキルってどんなゲームなんでしょうか?まずはそこから説明しないといけませんね。

 

 

 

 

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こーんな女の子たちが異種族をバッタバッタと切り倒していくお話です!

 

殺伐としてるなーって?

ふふふ……ご安心あれ。なんと女の子と仲良くなれるキャラクタークエスがあるんです!しかもキャラクエをクリアすると女の子たちのかわいいCGが……!!これは捗りますよ!!

 

……でも、お高いんでしょう?

いえいえそんなことはありません!なんと基本プレイは無料!

あ、これはわりと当たり前でしたね。

ですがここは本当に安心!無課金ユニットでも時間をかければ課金ユニットと同等の力を発揮します!! 

 えぇ……どういうことなの……。

理由は後述!

でもこれがありがたくて、このゲームの楽しい要素の1つでもあるんですよ……。

 

つまり要約すると、ファンキルとは、女の子たちに囲まれながら彼女たちを育成し、『異族』と呼ばれる敵を殲滅するゲームなのです!!

異族ってなんですかね……?

 

 

 

 

 

 

 

ピン数電卓 for ファンキル

ピン数電卓 for ファンキル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2、まず何すればええのん?

 

さー早速始めるぜファンキル!

あれ?でも最初に何をしたらいいんでしょう?

レア度の高いキル姫を育成?とりあえず武具の収集?

 

いいえ!まずはメインストーリーを進めてください!!

トーリーをすすめるメリットは3つ。

まず、トーリーはLv20までAP消費無しで周回することが可能!

さらに、エストの初回クリア時は獲得経験値が大量!

つまりノーコストでレベリングができるわけですね。

進めていけばわかりますが、このゲームはレベリングにかなりの制約がつきまといます。無課金で進めるつもりの方はこのクエスト初回ボーナスを有効に活用しましょう。上手くやれば一章だけで☆4ユニットをレベルMAXにし、さらに☆5にした後にレベルMAXにすることも可能です!

特にストーリー一章五話の第10ステージはプレイヤー経験値、ユニット経験値共に超効率のオススメステージですから、そこまではとりあえず進めてみましょう!

 

そして何と言ってもストーリーを進める最大のメリットは姫石を大量に獲得できることです!!

つまりガチャを引いて戦力を増強させることができるわけですね。

このゲームは姫石を無料で集めるのにかなり根気を要します。なので最初に手に入れられる一章の姫石は大変重要!リセマラは一章をクリアしてスタートダッシュガチャを3回すべて回すまでで一周とした方がいいですよ!

リセマラについては次にご紹介します!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 3、なら一章を回っていれば課金勢に勝てるってことですかやったー

 

(そんなわけ)ないです。

課金勢に勝つにはこちらも相応の課金ユニットを揃えるしかありません。

マルチ対戦に興味が無い場合でも、異界の迷宮という超高難度ダンジョンなどでは無課金ユニットなどひとえに風の前の塵に同じです。

あれ、でも無課金でも大丈夫って……

ご安心ください!

無課金でもこのゲームを最大限楽しむ方法はあります!

その方法とはズバリ……リセットマラソンをすることです!!

リセットマラソンとは、ゲーム開始時に課金ガチャを無償で行えることを利用して、ガチャで納得がいくものが出るまで無限にリセットし続ける行為のこと。

場合によっては何時間も同じ作業をマラソンのように繰り返さねばならないことからこう呼ばれています。

ええ……そんな苦行しなきゃダメなんですか……?

それもご安心あれ!初回はスタートダッシュガチャという超お得なガチャが引けます!なんと通常ガチャ2回分の姫石で10連!二回目は6回分で10連!そして初回はガチャ排出最高レア度の☆5が確定です!

つまりそれだけリセマラの効率がいいということ!これは勝ちましたね(確信)。

 でも何が当たりかわかんないよっっ。

そんな方々のためにこちらでリセマラのオススメをご紹介します!

でもリセマラの当たりキャラはゲーム攻略サイトにも載ってますから、そっちの方も見てみてくださいね!

ちなみにキャラクターはレア度が低い状態で出るほど当たりです。理由は後述。

またこのゲーム独自の要素に姫型というものがあり、姫型にも当たりとハズレがあります。なので当たりキャラだって書いてあったのに、姫型が違うばっかりにひとつ下のランクのユニットに負けちゃうということもあります。十分に気をつけましょう!

 

 

 

 

人生勝ち組キャラ

 

シタ(☆4~6)斧 匠姫型 命姫型

文句無く大当たりなのはこのキャラの匠姫型だけです。最高レアリティの☆6まで育つキャラであること。専用の戦闘スキル持ちで、攻撃しながら回復することができること。スキル構成が優秀で一人でクエスト周回が可能であること。リーダースキルが全ユニット中で最も優秀であることなど、良いところを挙げると枚挙に暇がありません。まあこんなに優秀なキャラがいてもあっさり全滅したりするのがこのゲームの恐ろしいところなんですけどね……。

5/1のアップデート命姫型も新たに当たりユニットになりました。HP上昇LSと併せれば脅威のHP200越えも可能です。

 

 

 

 

 

超大当たりキャラ

 

シタ(☆4~6)斧  匠姫以外の型

上で述べたとおりです。ただスキルや能力を考慮すると、最も活躍できるのが匠姫型なので匠姫型を大当たりとしました。なので守姫型でも問題なく活躍できると思います。命姫も王姫もシタに関して言えば十分に特性を活かせると思いますが、守備が下がってしまう攻姫はオススメしません。それでも当たりではありますよ!

 

 

フォルカス(☆4~6)槍  匠姫型 王姫型

JKにしか見えない槍ジョブの中では最強キャラのフォルカスさんです。リーダースキル敵剣ジョブの回避を下げ、パッシブスキルのアイシクルバインド周囲3マスの敵ユニットの速・回避を下げ、更に剣の呼吸敵剣ジョブの命中回避を下げる……。まさに剣特攻とでも言うべきキャラなのです。この恐ろしいスキル構成から、付いたあだ名がアスカロン絶対殺すマン。穏やかじゃないですね……。とにかく剣に対して圧倒的な優位性を持っているので、主にマルチで大活躍してくれるキャラです。もちろん通常クエストでも強いですが、打たれ弱いので敵が剣以外の時は注意しましょうねこの間のアップデートで天敵の一人・ミトゥムが炎属性になったので、マルチでの事故率がかなり減りました。※5/1アップデートで王姫型も新たに当たりユニットになりました。

 

 

ミョルニル(☆4~6)斧  守姫型・匠姫型

私のお気に入り斧ジョブの中ではトップクラスの硬さを持っているのがこのミョルニルです。無凸でも70近くまで伸びる防御50まで伸びる魔防高い命中と安定した火力。さらに専用スキルで戦闘中に回復できるのも強みです。個人的には防御が伸びやすい守姫がおすすめですが、スキルで回復することを優先して匠姫型を採用してもいいと思います。どのような運用法にするにしても専用スキルのチェイスライフは絶対使いますから、キャラクエは真っ先に開放しましょうね

 

 

ワズラ(☆4~6)斧  守姫型・命姫型・匠姫型 

 お次は2月26日に追加されたばかりの新キャラ・ワズラちゃんです。そのためスタダで登場するかは未確認で、確実に入手したい場合は通常ガチャかコラボガチャを引く必要があります。性能の方は、豊富な体力と防御貫通攻撃が強力です。パッシブスキルの『体力強化』によって自身の体力をさらに補強(地味にレアスキルです)。姫型によって攻撃・防御もかなり伸びるので、運用したいスタイルにあった姫型を選びましょう。ただし斧ジョブ全般に言えることですがとにかく命中回避が低いので、シタがいないと活躍出来ないかもしれません……。

 

 

デュランダル×2(☆3~6)剣  匠姫型 

※限界突破前提です。一体しか出なかったら外れですね。

 2凸くらいできるとかなりの戦力として期待できます。前述のとおりスタダガチャは最高で三回引けるので、デュラ2凸も十分に可能です。特性としてはスキル無しでも130を超える速と110あたりまで伸びる技です。速は回避に、技は命中に関係するステータスで、これだけの値が出せれば異界の迷宮(ほぼエンドコンテンツと言える超高難度ダンジョン)の敵弓ユニットの攻撃を100%避けることが出来ます。ただ無凸だと非常に能力値が寂しく、通常のクエストでも厳しくなってしまいますデュランダルをメイン運用する場合は必ず限界突破を!

 

 

ミトゥム×2(☆3~6)斧  守姫型 

※同上。

☆6まで進化する超有能なユニットではあるのですが、やはり初期キャラゆえの不遇か、無凸だとステの低さに悩まされますこちらもメイン運用する場合は2凸を目安に考えましょう。能力としては、元々高い防御ステータスがスキルでさらに上乗せされカチカチになります。フェニックナイトという騎乗ジョブの特性で移動力が高いのも魅力。一気の奇襲で敵を殲滅することが出来ます。さらに周囲に仲間がいない時に自己回復するため、継戦能力も抜群です。先手必勝を狙うなら攻姫型。不沈艦を目指すなら守姫型がオススメです

 

 

ムラマサ(☆4~6)  匠姫型

 こちらはなんと3月に追加されたばかりの新キャラです。運営イチオシの目玉キル姫・セブンスキラーズの一人・ムラマサちゃんですね。何と言ってもセブンスキラースですから、能力も破格。デュエルスキルは4連撃でメタルガーデンでも活躍出来ますし、パッシブスキル『隼翼の領域』周囲3マスにいる味方の技と回避を上昇させるという優良バフです。更にステータス面でもかなり高水準の回避性能を持ち、『皆中の心得』自信の命中も上げられるという何でもござれな性能。技や回避に関係するスキルばかりなので匠姫型をオススメしていますが、スキルを中心にしたバフ要因としてならどの姫型でもスタメン入りです。

 

 

ライダー(☆4~6)槍  匠姫・守姫型  ※期間限定キャラ(現在入手不可)

フェイトコラボキャラで唯一リセマラ向きなのが槍装備のライダーです。特徴はスキル『自己治癒』バトルスキルの回復効果による驚異的な継戦能力です。多少のダメージはすぐ回復できるので杖ジョブの助けを借りずに単騎周回も可能です。さらに騎乗ユニットなため移動力が高く相手の射程外から強襲することもできます。ジャベリンなどを持たせることで2マス攻撃も可能になりますし汎用性はかなり高いといえます。

 

 

アポロン(☆3~6)弓  匠姫・攻姫型  

弓ユニット最強クラスの火力を誇るのがこのアポロンです。専用のデュエルスキルはキャラクエをクリアしなくても覚えられるという嬉しい仕様。お手軽な割にスキルの威力は高く、0.3倍の攻撃力で4連撃という破格のもの。さらにパッシブスキルの『精密射撃』飛行ユニットに対する命中を上昇『必殺アップ』必殺率を上昇し、まさに「一撃必殺」の威力を誇ります。ただし弓ユニットは懐に潜り込まれると無力なので慎重な運用を心がけましょう。オートは厳禁です。

 

 

グリモワール(☆4~6)銃  匠姫・魔姫型

近接ジョブ(剣・斧・槍)の物理攻撃を0.7倍するリーダースキルが超強力。さらに銃ユニットの弱点である継戦能力の低さを『自己治癒』のスキルによって補完しています。デュエルスキルは魔道書グリモワールにちなんだ『破壊神エロイム』(進化で『破壊神エッサイム』)。効果は自身の攻撃力の1.5倍(2倍)のダメージを与え、さらに自身の運を+2(5)するというもの。敵を弱体化しつつ高火力の一撃で粉砕することが可能です。

 

 

アスカロン(☆4~6)剣  匠姫型

現在マルチで使用率が非常に高いのがこのアスカロンです。目玉ユニットの「セブンスキラーズ」であるためなのか、アスカロンには数多くの強みがあります。まず覚醒スキル『決心の号令』・付与スキル『カリスマ』の有用さ。『決心の号令』発動すると周囲3マスの味方のスキル発動率が上昇するスキル、『カリスマ』パッシブで周囲3マスの味方の命中・回避・が上昇するスキルです。つまりアスカロンが前線にいるだけで味方は優位に立つことが可能というわけですね。そして火力面では強力なデュエルスキル『ブレイブハート』『ブレイブトゥキル』)により、5連撃(7連撃)を繰り出すことが可能で、他の火力ユニットとは一線を画しています。そしてさらに強力なのが、単純にステータスが高い点です。ステータスが高い☆6のユニットの中でもセブンスキラーズはさらに高いステータスに成長します。ほんの少しのステータス差で勝敗が決まることもあるこのゲーム。素のステが高いのは魅力ですね。

 

 

シェキナー(☆4~6)弓  匠姫型

先日のアップデートで☆6への進化が可能になったばかりのシェキナーさんもオススメ入りです。☆5の時点でもかなり評価が高かったユニットですが、☆6になったことでさらに評価が上昇しました。シェキナーの特長は全ユニットの技を+10(炎属性のユニットの技+30)する優秀なリーダースキル、自身の射程を+1するキャラクタースキルなど、個性的な能力を持っている部分です。さらに新たに☆6になったことで、キャラクタースキルをもう一つ習得することができるようになりましたこれは今まで実装された例が無く、今回のアップデートで登場した☆6の6ユニットのみが今のところ固有スキルを2個持っています。今後こういったユニットが実装されるであろうことを考えると今のうちに取っておいたほうが良い、という意味も込めてオススメにしました。

 

 

学園グリモワール(☆4~6)銃  匠姫・守姫型  *ふぇすがちゃのみ

現在期間限定で入手可能なグリモワールの学園バージョン。通常のグリモワールと大きく違うのは、キャラクタースキルが二つあるところです。……シェキナーと同じですね。リーダースキルは闇属性限定で物理魔法攻撃60%UP&命中+10なので汎用性には欠けますが、パッシブスキル『攻勢の領域』で周囲3マスの自軍ユニットの力・魔が常に上昇するのでサポート役として有能です。さらにデュエルスキルの『エロイムアリア』威力50%上昇攻撃『エッサイムカノン』攻撃が常時ドレインになるというオールラウンダー。どんな状況でも対応できるユニットとして1体は持っておきたい性能です。※ただしエッサイムカノンはエロイムアリアのスキルレベルを10にしないと習得できません。つまり学園グリモワールを10体入手しないと……(絶望)

 

 

 

ミセル(☆4~6)斧   匠姫・守姫型 *期間限定(現在入手不可)

コラボ大杉内……(疲弊)。というわけで復刻ブレフロコラボの限定ユニット・ミセルさんです。宇宙に歌声が届きそうな声の彼女、その性能は破格です。まずスキル構成。『物攻強化』『力の鼓動』『必殺UP』『先手必勝』それとキャラスキル。普通ですね。……ん?あれ、でもなんか数が……。そうなのです。なぜかこのミセルさん、スキルが他のキャラより一つ多いのです。通常の☆6キャラがスキル4つなのになぜかミセルさんは5つ……ま、まあコラボキャラだから(震え声)。『物攻強化』で火力上昇。『先手必勝』で命中回避上昇。『必殺UP』でさらに火力上昇。おまけにキャラスキルの『メギドクロスブレイク』は1.2倍の火力で2回攻撃という頭のおかしい性能のため、全ユニット中最強クラスの瞬間火力を誇ります。戦略兵器か何か? そのため攻姫型を選ぶ必要は無し。守姫型でも十分火力は出ますし、斧特有のガバガバ命中を何とかするために匠姫を選ぶのも良いでしょう。

 

 

ルキナ(☆4~6)剣  匠姫型  *期間限定(現在入手不可)

ブレフロキャラ有能スギィ!!というわでこちらもコラボキャラのルキナさんです。やはり☆6でスキルが5つになり、他のユニットより優位に立っています。ステータス限界が非常に高いのも魅力なのですが、何と言ってもこのユニット最大の特徴はキャラスキルメビウスネイド』の謎の火力。このメビウスネイド』は、確率発動で、自身の魔の4倍の威力で攻撃するという一風変わったスキル。ルキナは剣ジョブなので当然魔攻は低いのですが、どうやらこのスキルの計算式は(自身の魔攻+武具の攻撃力)×4である可能性が高く、武具さえ強ければ火力が超上昇するようなのです。さらにコマンドスキルの『魔技の決意』によって自身の魔攻を+10することが可能(つまりメビウスネイド』の威力が+40)なので、同じコラボキャラのミセル並の破壊力を持っていると言えます。(ファンキル世界をぶっ壊しに来たのかな?)入手できるのは4/22までなので、リセマラで入手したい方はお早めに!*コラボガチャ延長しました!やったぜ。4/30(金)14:59までコラボガチャが引ける模様です。

 

 

 馬アロンダイト(☆4~6)剣  守姫型

5/1の大型アップデートで登場した新ユニットです。リーダースキルの風属性HP+50%&命中・回避・必殺回避+20%がとにかく強力。風属性パーティーならシタをも凌駕します。ステータス上限も高く、剣ジョブ版シタといった感じです。さらに二つの新スキル「突撃」「守精強化」を持っていて、さすがは今泉Pのお気に入りといった強ユニットになっています。「突撃」自分が攻撃するときに移動した分をダメージ量に加算するスキルで、慣れるまでは難しいですが常時発動することもあって非常に強力です。「守精強化」は今まで無かった守・精のステータスに直接バフを掛けるスキル。常時上昇なので非常に嬉しいですね。コマンドスキル「迅速の心得」自身の速を3ターン15上昇させるスキル。15も速が上昇するのは大きいです。そしてキャラクタースキルの「凛として風刃」はなんと当たれば死ぬというとんでもない技。当たれば本当に確殺なので今まで勝てなかった課金勢に一泡吹かすことも可能です。さらにさらにこの馬アロンは大型アップデートでの実装ということでもう一つ新たなタイプのスキルを取得できます。属性スキルと呼ばれるもので、今までは重ねがけ出来なかったバフの効果を掛ければ掛けるだけ上乗せできるという新たな要素になっています。馬アロンが所持しているのは「凛として風斬」周囲5マス以内の風属性ユニットの力を5ターンの間+5%するスキルになっています。範囲が広く使い勝手が良いのですが、「凛として風刃」をLv10にしないと習得できません。つまり課金前提ですね……。ちなみに筆者はいちまんえん課金したけど一人も出ませんでした。

 

 

ガ・ボー(☆4~6)槍  守姫型

こちらも5/1実装キャラですが、単体としての能力はこのガ・ボー新キャラの中で1番です。まずリーダースキル闇属性ユニットのHP+50%&命中・回避・必殺回避+20%というもの。闇パを作るなら絶対に必要なLSですね。「物防強化」で常に物防を強化。「反撃強化」で敵から攻撃された際の命中・回避が上昇。コマンドスキル「剛力の心得」は戦闘中に自身の力を15上昇させることが出来ます。そしてキャラクタースキルの「ストラグルハード」シユウルーンを凌ぐほどの超強力デュエルスキル。攻撃時に確率発動し物攻+30&HP減少値×250%の威力で攻撃します。効果がごちゃごちゃしてわかりにくいですが、今までの倍率操作と違って物防が高すぎて本来ダメージが1しか与えられない敵にもダメージが通るようになるということです。しかもダメージを受けると威力が超上昇するので「反撃強化」と併せて最強の受け身ユニットだと言えます。いちおう「ストラグルハード」をLv10にすると属性スキル「ストラグルパワー」を取得できますが、ピックアップガチャなのにメチャクチャ出にくいと噂なので皆さんあまり無茶はしないように……。

 

大当たりキャラ

 

学園トリシューラ(☆4~6)槍  守姫・攻姫型 *フェスガチャのみ

こちらも同じファンキル学園限定ユニットです。もともと人気があったトリシューラの待望の☆6化。しかし期間限定ということで、多くのマスターが阿鼻叫喚していることでしょう……(悲しみ)。さてこの学園トリシューラですが、スキル構成が非常にユニークで、姫型によってまったく違う役割を果すことが可能になっています。自身の物防を強化する『物防強化』自身の速を3ターン+15することができる新コマンドスキル『迅速の心得』相手から攻撃を仕掛けられた際、命中・回避が上昇する『反撃強化』。さらにキャラクタースキルに攻撃が確率で50%の威力で5連撃になる『自在天ダッシュ』と、敵が剣ジョブの場合自身の攻撃の威力が50%上昇し、斧ジョブの場合20%減少する『韋駄天スパート』を持っています。つまりHP・魔攻・魔防以外のステータスに自身でバフを掛けられるのです。特に『韋駄天スパート』『自在天ダッシュ』の併用が強力で、剣ジョブに対しては圧倒的な優位性を有しています。ただし『韋駄天ダスパート』を習得するには『自在天ダッシュ』をスキルレベル10にしないといけないので課金前提になると思います。

 

 

アスクレピオス(☆3~6)杖  守姫型

このゲームは基本運の要素が多くを占めています。そのため高レア&高レベルなユニットでパーティを組んでも被弾は避けられません。そこで必要になってくるのがヒーラー=杖ジョブユニットです。ストーリーの第一章や曜日クエスト上級以下まではリセマラをしていればまったく苦労せずに進むことができる人が大半だと思います。しかしトーリーの第2章からは難易度がガラッと変わり、かなり頭を使ってやっと突破できる、と言った感じになってきます。当然それだけ頭を使って戦略を練っても、攻撃は確率で当たるわけですから、そこで計算が狂って失敗することが出てくるわけですね。杖ジョブはそういった被弾によるリスクを減らすことができるという点で居てくれるだけで非常にクエスト突破率が上昇します被弾覚悟の攻撃をすることができるというのもありがたいですね。このアスクレピオスはそんな杖ユニットの中でも特に優秀で、守姫型ならば全ユニット中五指に入る物防・魔防を誇ります。盾を装備させればもう不沈艦ですね。さらに全ユニット中唯一の射程3マス回復スキル持ちなうえ、そもそも騎乗ユニットなので移動力が高く遠くの味方を回復しに行けるという、まさに回復のスペシャリストとして作り上げられた存在なのです。マルチ対戦では回復はスピード決着に邪魔という観点からあまり使用されていませんが、異界の迷宮やストーリークエスト・イベントクエストにおいては杖ジョブはもはや必須ユニットなので、自分のプレイスタイルに合わせて取捨選択をすると良いでしょう。ちなみに単純に杖ジョブが欲しい場合は現在開催されている(今後も不定期で開催される)でんぱ組イベントクエスで入手できる『リサ(☆3~5)』が無課金としては非常に優秀なので、それで妥協するのもアリです。アスクレピオスが超大当たりじゃないのもリサが無限に入手できるため、ということですね。もちろん性能はアスクレピオスの方が圧倒的に良いですが、課金ユニットは凸しにくい分、いくらでも凸できる無課金のリサのほうが強くなる場合もあります。

 

 

ルナリス(☆3~6)槍  匠姫・守姫型  *期間限定(現在入手不可)

あのさぁ……。イワナ、書かなかったっけ?これファンキルの記事なんだけど!(白目)。というわけでまたブレフロコラボキャラのルナリスさんです。去年のコラボの時は☆5止まりだったようですが、今年は☆6になって帰ってきました。これ以上期間限定キャラを強化しなくていいから(良心)。最大の特長はリーダースキル闇属性ユニットの命中+50するというもの。闇属性という縛りはありますが場合によってはシタよりも上昇率が高いお化けスキルです。ステータスは☆5の時点で優秀だったように☆6ユニットの中でも上位に位置しています。まぁ他のコラボキャラのステ見りゃ予想はつきますよね(小声)。スキル構成も極めて無駄がなく、『物攻強化』で火力上昇『反撃強化』で攻撃を仕掛けられた時の命中回避上昇『力の鼓動』は別にいらないけどヒュプノス』『魔蓮・ヒュプノスは優秀なキャラスキルとなっています。ヒュプノス確率発動で200%の威力で攻撃『魔蓮・ヒュプノス攻撃の射程が短いほど必殺が増加どのスキルも槍ジョブにマッチしたものになっていて非常に合理的ですただ残念なのは他のブレフロコラボキャラが無条件で習得できる5つ目のスキルが『ヒュプノス』をスキルマにしないと習得できないという点。こればっかりは仕方がないのでしょうが……。

 

 

ウロボロス(☆4~6)杖  守姫・匠姫型 *期間限定(現在入手不可)

上でも少し述べました杖ジョブくんです。育成が終わっていないので正直まだどんな運用が合うか分からないです(池沼)。なのでとりあえずスキル構成だけ見てみましょう。まずリーダースキルで闇属性ユニットのHP・魔防が30%上昇。これはHPにかかるバフの中では最高値で超有能。『魔防強化』で杖ジョブに必須な硬さを補強。『タッチオブヒール』によって周囲3マスのユニットの回復が可能。ばいばいアスクレピオスくん!もう帰っていいよ!(暴言)。ただしこちらは回復量が50で固定なので、アスクレピオスくんのほうが有用な場合が微粒子レベルで存在している……?そして『快復』によって毎ターンノーリスクで体力を回復。キャラスキルは防御時に敵の弓・銃・杖による攻撃を確率で半減する『心理の片鱗』正直微妙。なんで近接ジョブの攻撃はダメなんですかね……。『真理の片鱗』をレベル10にすると『真理と世界』を習得。攻撃時に確率で発動し、威力30%上昇攻撃&確率で敵のデュエルスキルを2ターン封印します。スキル自体はぶっ壊れと呼べるほど強力なのですが、杖ジョブじゃ敵に当たらないしそもそも技が伸びないから発動すらしないという……。でもLS(リーダースキル)と『タッチオブヒール』だけで十分戦力に数えられるので、4凸する気がない場合は守姫。4凸してスキルマを視野に入れている場合は匠姫で良いんじゃないかな(不安)

 

 

 

後半に行くほどホモってそれ

 

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電子漂民は中山記念2016を予想するか?

ドバイは来週(小声)

 

 

電子漂民のみなさんこんにちは!オペラオーです。

海を越え、遠くアメリカでは二冠馬カリフォルニアロームが復帰戦を2連勝で飾りドバイを着々と狙っていますが、こちら日本でも二冠馬が久々にレースに顔を出します。

さてそんなわけで今日は日曜日に行われるG2 中山記念 を見ていきましょう。

 

 

 

中山記念は1936年に創設された重賞で、当時は中山の3200mで行われるハンディキャップ競走だったそうです。時期は春と秋の2回に分けて

行われていて、天皇賞を始めとした長距離重賞の前哨戦としての位置づけでした。現在の条件になったのは1972年から。過去の勝ち馬にはハイセイコートウショウペガサスサクラローレルなど有名馬がズラリといます。また現行条件に移ってから連覇した馬が連覇した馬が4頭、年を跨いで制覇した馬が1頭おり、条件がマッチする馬にはとことん走りやすいコースであることも知られています。

余談ですが中山大将として知られるマツリダゴッホは実はこのレースに出走したことがありません。中山競馬場の代名詞的なレースではありますが、マツリダゴッホの距離に合わなかったのと、有馬記念AJCC日経賞に挟まれているのでローテーション的に厳しいというのが理由だったみたいです。意外ですね。

 

 

というわけで出走馬を見てみましょう。

 

 

 

1-1      サトノギャラント

2-2      リアルスティール

3-3      ロゴタイプ

4-4      マイネルラクリマ

5-5      フルーキー

6-6      イスラボニータ

6-7      ラストインパクト

7-8      レッドレイヴン

7-9      ドゥラメンテ

8-10     アンビシャス

8-11     カオスモス

 

 

 

ご覧のとおり、今回の中山記念は少頭数で行われます。

 いえ、毎年少頭数だろ!とか言うのは無しの方向で……笑。

メンバーを見てみると、前年の二冠馬・ドゥラメンテが休み明けで出走してきていますね。他には一昨年の皐月賞イスラボニータにその前の年の皐月賞ロゴタイプ……なんと皐月賞馬が3頭も揃っています!皐月賞が中山2000mであることを考えればここは当然の選択肢と言えますが、それにしたって3頭もの皐月賞馬が揃うのは珍しいですね。ちょっと驚きました。他には4歳馬勢が人気を集めそうです。GⅠで2度2着になっているリアルスティールは世代上位の力を持っていることは間違いありません。が、古馬との初対戦ですから、何が起こるかわかりません。その点アンビシャスは毎日王冠6着天皇賞秋5着と古馬に混じって好成績を収めてきましたから、安定感はあります。

さて実力馬が揃い予想が難しい今回の中山記念。とりあえずいつもどおり各馬を見ていきましょう。

 

 

1枠1番に入ったのはサトノギャラント。最近は毎年活躍馬を送り出してすっかり一流馬主になった里見氏の所有馬ですね。サトノギャラントはゴールドシップ世代の馬でこれまでにOP特別を2勝あげています。もう7歳ということも含めて、今回は見送りでしょう。父はブライアンズタイムを経由しないロベふルト系のシンボリクリスエス。母は阪神JF京王杯SC連覇などの実績を持つスティンガー。つまり良血馬なんですね。お金に糸目をつけない里見氏ならではの馬なのですが、どうやらスティンガーは繁殖牝馬としての能力は低かったみたいですね……。

産駒の中ではキングスオブザサンと並んでOPで活躍出来ている良駒で、新潟や京都外回りなどの長くて平坦な直線であれば重賞を勝てていたかもしれません。新潟大賞典出てくれないかなぁ……。

 

2枠2番 は去年の皐月賞菊花賞二着のリアルスティール。ディープ産駒にしては珍しい器用なタイプの馬です。とにかくレースセンスが抜群で、身体能力の高さというよりはペースや馬場に対応する力で勝負する馬ですね。差しが鋭いというわけでもなく、逃げて粘れるわけでもありませんが、好位から確実に伸びてくる脚は脅威に値します。父はご存知ディープインパクト。母はストームキャット直仔のラヴズオンリーミー。血統的に見ても距離はこのくらいがベストだと思いますが、今回は相手が強いだけに買いにくいですね。3着くらいには来るのではないかと思っています。

 

3枠3番ロゴタイプは3年前の皐月賞馬で朝日杯の勝ち馬でもあります。とにかく中山巧者として有名で、勝った重賞は朝日杯、スプリングS皐月賞と全て中山。さらに重賞複勝圏に入ったのは中山記念(2回)、中山金杯富士ステークスと、富士ステークス以外すべて中山なのです。これだけ見ると買い一択ですが、この馬にはもう一つ見るべきデータが有ります。それはデムーロ兄弟が乗った時のみ重賞で複勝圏内に入っているというものです。今回の鞍上は田辺騎手ですから、あまり積極的に買う理由が無いですね。父は中山記念の覇者でフランスのムーラン・ド・ロンシャン賞で2着に入った実績のあるローエングリン。母はサンデーサイレンススターバレリーナの仔、ステレオタイプ。

 

 

4枠4番はマイネルラクリマ。なんと約1年半振りの出走となります。かつてオールカマー京都金杯七夕賞を勝った名馬ですが、今回はあまりにも久しぶりということでかなりの減点。オールカマーを勝ってはいますが、今回のメンバーにはそもそも自力で劣っていると思われるので、今回は見送りで。父はカナダの年度代表馬チーフベアハート。母父はサンデーサイレンスです。

 

 

5枠に入ったのは未だにイマイチ活躍できない金子真人ホールディングスの秘蔵っ子・フルーキー。父はオーストラリアのリーディングサイヤー・リダウツチョイス。フルーキーは父の日本での初重賞制覇産駒になります。前走中山金杯が中山初参戦だったにも関わらず3着に入っていることから、中山の中距離に非常に高い適性を持っている可能性があります。今回は逃げ馬がおらずペースが落ち着きそうなので瞬発力勝負に強いこの馬は俄然有利といえるでしょう。穴として狙ってみるのもいいと思います。

 

6枠は一昨年の皐月賞イスラボニータマイルCS以来の出走になります。そのマイルCSでは1番人気に推され3着となかなかの結果。勝ったモーリスがその後香港マイルを制したことを考えればいい着順だったのではないでしょうか。レース選択などがロゴタイプと似通っていますが、こちらはどんな条件でも力を発揮するタイプ。父は亡くなったフジキセキ。母父はアメリカのスプリンターコジーン。血統的に見れば距離は長くても2000mで、中山記念はギリギリ得意距離の内だと思われます。父は朝日杯と弥生賞勝ち馬であることから、中山の適性もバッチリ。去年は1番人気で5着に敗れているが、今年は確実に去年より順位を上げてくるでしょう。

 

7番枠にはラストインパクトが入りました。去年のジャパンカップ2着馬ですね。今回も外人ベリーが乗っていますが、距離が短すぎる気がしますね……。父はディープインパクト。母父はティンバーカントリー。もしかしたらダートで走る可能性もあったのでは?と思わせる血統ですね。

 

 

8番枠レッドレイヴンはたぶん来ません。父スマートストライク母父シルヴァーホークはなかなか面白いですが、今の日本の競馬には合わないんじゃないですかね。

 

 

9番枠は2冠馬ドゥラメンテ。骨折明けになりますが、そもそも怪我自体が軽度なもので、完全に競走能力を取り戻すための手術とリハビリに半年を費やしたようです。動きは半年ぶりの骨折明けとは思えないほど軽快ですが、やはり一線級が集う今回のメンツの中では平凡な値。しかし鞍上は例のデムーロ。これは伝説的復活勝利もありうると思います。全盛期の力ならばイスラやリアスティに負けるはずがないので、今回は陣営を信じて本命を打ってもいいと思います。

 

 

もう1頭怖いのがアンビシャス。今回出走する4歳馬の中で唯一古馬と多々あった経験のある馬です。特に天皇賞秋5着はとても大きいと思います。あのメンバー相手に好走したのですから、今回も実力は上位でしょう。ただ中山で一度も走ったことがないのが少し気になりますね。同距離のラジオNIKKEI賞を勝っているので大丈夫だとは思いますが。父はディープインパクト。母父は凱旋門賞モンジューの2着に粘り、現地の競馬関係者に「今年のチャンピオンは二頭いた」と言わしめたエルコンドルパサー。どちらも府中が得意だったんですよね……。この馬も府中で良績なだけに気がかりです。

 

 

最後大外はカオスモス。無理。以上。

 

 

というわけで11頭紹介し終わりましたが、面白い馬は見つかりましたか?

 今回はドゥラメンテの復帰戦に注目が集まっていると思いますが、私は地味にアンビシャスとリアルスティールの4歳勢の実力も気になっています。

 この世代は相当強くないと来年厳しいでしょうからね……。

 

そういえば、今週のファウンテンオブユースSでモハイメンが勝利してケンタッキーダービーのオッズで1位になったそうです。ナイキストの次走もフロリダダービーに決まっていますし、アメリカ競馬からも目が離せませんね。

 

 

以上、オペラオーでした。

電子漂民のみなさま、またどこかでお会いしましょう。

電子漂民は2016年米国クラシック戦線をどう占うか?

世界がその勝利を待っているんだ

 

電子漂民の皆さんこんにちは!オペラオーです!相変わらず更新がガバガバなのは仕様です。許してくださいオナシャス!!

 

さて先々週の記事でクイーンカップ共同通信杯は見とけよ見とけよ~とお書きしましたが、サプルマインドハートレーも来ませんでしたね!!笑

 

せ、勢力図を見たかっただけだから(震え声)

しかしこれでメジャーエンブレムリオンディーズの絶対優位が証明されたんじゃないでしょうか。ディーマジェスティ有馬記念の記事でちょろっと名前出してましたしね(小声)。

 

さて国内はこんな感じであとは前哨戦を待つばかりと言った感じなので、今回は海外・アメリカ競馬を見ていきましょう!

 

 

アメリカ競馬のはじまりは古く、イギリス人が入植してきた17世紀には入植者達の間ですでに競馬がおこなわれていました。

近代競馬が始まったのは19世紀の初頭。1875年には現在まで続くクラシックレース・ケンタッキーダービーがはじまりました。

アメリカ及び北南米競馬の特徴としては、ダート競走をメインにおこなっている点があります。

前述のケンタッキーダービーを始めとした米国3冠は全てダートで、米国で最も価値のあるブリーダーズカップクラシックもダート2000mです。芝のレースももちろんありますが、全体的にレースの価値が低くレベルも欧州に比べると2,3枚落ちます。

アメリカのダートは水を含むとドロドロになって重くなるのが特徴的で、日本の中央競馬の量が少なく水を含むと走りやすくなる馬場とは真逆です。また水の弾きが悪く道悪だと滑りやすいのも特徴です。このためアメリカでは道悪のため出走回避というのも少なくありません。

 と、軽く概要を述べてみました。私は欧州競馬のほうが好きなのでこのブログでもちょくちょく紹介していましたが、欧州と米国はかなり違っていますね。ダートが主体の米国競馬。ではクラシック戦線はどう推移していくのでしょうか。

 

ホース・トレーダーズ―アメリカ競馬を変えた男たち

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シービスケット―あるアメリカ競走馬の伝説

シービスケット―あるアメリカ競走馬の伝説

 

 

 

 

まずはここまでの重賞勝ち馬を……といきたいのですが、アメリカは重賞が多すぎるので、ここまでのGⅠ勝馬だけをまとめます。

 

デルマーフューチュリティ    ナイキスト

ホープフルS         ラリス

フロントランナーS      ナイキスト

シャンペンS         グリーンポイントクルセーダー

リーダーズフューチュリティ ブロディズコーズ

BCジュベナイル        ナイキスト

BCジュベナイルターフ     ヒットイットアボム

ロスアラミトスフューチュリティ モアスピリット

 

デルマーデビュータント     ソングバード

スピナウェイS          レイチェルズヴァレンティーナ

アルシバイアデズS       ゴモ

シャンデリアS          ソングバード

フリゼットS           ニックネーム

BCジュベナイルフィリーズ    ソングバード

BCジュベナイルFターフ     キャッチアグリンプス

ロスアラミトススターレットS    ストリートファンシー

 

 

 

 

Winning Post 8 2016

Winning Post 8 2016

 

 

 

えー……笑

ここまで見た時点で何度も名前が出ている奴がいますね……。

 

 

そうなのです。実はアメリカクラシック路線は今の時点で牡馬と牝馬1頭ずつ抜きん出た実力馬がいるんです。牡馬のナイキスト牝馬ソングバードです。

 

 

 

ナイキストは6戦6勝。重賞5勝。父はグレイソブリンアンクルモー。母父はストームキャット直仔フォレストリー。未勝利を勝った後ベストパルS(G2)デルマーフューチュリティ(GⅠ)フロントランナーステークス(GⅠ)と同じ相手(スワイプ)に連勝。しかし相手関係が変わらないためほんとうに強いのか疑問視され、BCジュベナイルでは2番人気に。ところがそのBCジュベナイルでまたしてもスワイプを半馬身退けて優勝。スワイプと3着のブロディコーズの間には2馬身4分の1差ついていたことから、ずっと強い相手に勝ち続けていたことが証明されました。さらにこの馬は3ヶ月以上の休養明けに出走した先々週のサンヴィセントステークス(G2)でも有力馬イグザジレイターを破って勝利。現在世代トップの成績を収めています。

 

 

 

牝馬ソングバードはここまで5戦5勝。父はメダグリアドーロ、母父はフォーティーナイナーの直仔ウェストアクル。未勝利を勝った後ぶっつけで臨んだデルマーデビュータントステークス(GⅠ)G2ソレントステークスを勝って来たプリティエヌクール5馬身差で破って重賞及びGⅠ初勝利。続くシャンデリアステークス(GⅠ)でも1.2倍の圧倒的人気に応えて4.5馬身差の圧勝。迎えた大一番BCジュベナイルフィリーズではレイチェルアレキサンドラの娘GⅠスピナウェイステークスを勝って来ていたレイチェルズヴァレンティーナ5.75馬身差をつける圧巻のパフォーマンスで勝利。更に休養明けの2月6日にG2ラスヴァージネスSで勝利しており、今のところクラシック戴冠に最も近い馬と言えます。

 

 

 

と、この2頭が現在アメリカのトップホースとして君臨しているわけですね。ここまでの戦績が圧倒的であることから、注目はすでにこの二頭が「どうクラシックを勝つか」に向けられています。しかしそこは熱しやすいアメリカ。過去にも人気が爆発した馬が何頭もいました。アラジアルクワイエットがまさにそれです。そもそもBCジュベナイルを勝利した馬はケンタッキーダービーを勝てないなんていうジンクスがあるくらいですから、2歳戦の成績だけでクラシックの勝ち馬を決めるのは早計!というわけで私なりに有力馬をピックアップしてみました!

 

まずは牡馬から!

ナイキストの2番手となるのは実績面ではやはりスワイプでしょう。父はベルモントステークスバードストーンなのでクラシックの距離にはナイキストより適正がありそうな感じがします。母父はミスプログランドスラムで、早くから活躍できているのはおそらくこの馬の影響でしょう。今後中距離戦に出るようになれば勝ち星を積み上げられるのではないでしょうか。レーススタイルはどちらかと言うと差し寄りで、オールウェザーのほうが走るかもしれません。ナイキストには4度も負けていますが完敗というわけではなく、特にBCジュベナイルではあと一歩のところで差し切れずにゴールしてしまいました。現時点でナイキストに太刀打ちできる数少ない馬のうちの1頭ですね。

 

キャンディライド産駒のガンランナーという馬も注目です。母父ジャイアンツコーズウェイを持つこの馬はロード・トゥ・ケンタッキーというケンタッキーダービー出走のためのポイントランキングで現在トップに立っています。ここまで4戦3勝。12月にロード・トゥ・ケンタッキー対象のケンタッキージョッキークラブS(G2)エアロフォース4着。今年に入って今月20日のリズンスターステークス(G2)ではエアロフォースや前走ケンタッキーJCSで3着だったモトムを破って1着。3戦目の一般戦からは一貫して8.5ハロン(1700m)の距離を使われており、中距離のクラシックレースへいち早く対応した馬と言えます。父のキャンディライドバブルガムフェローの半兄キャンディストライプスを母父に持つ血統キャンディストライプス自身は芝で活躍した馬ですが、産駒にはインヴァソールディファレントといったアメリカのダートで活躍する馬も多くいました。その血が母系のストームキャット父系のミスタープロスペクターを補強しているのでしょう。

 

もう1頭注目したいのが4戦4勝無敗のモハイメン。デビュー戦を勝った後、昨年11月のナシュアS(G2)とレムゼンS(G2)を連勝。今年に入って1月のホーリーブルS(G2)GⅠシャンペンステークス勝ち馬のグリーンポイントクルセーダー3.5馬身差をつけて圧勝し、ナイキストを倒すならこの馬という声が高まっています。父は大流行のタピット。母父はノーザンダンサー直系ながらアメリカで成功したディキシーユニオン。非常に高いポテンシャルを秘めており、未だに底が見えていません。特にホーリーブルステークスでのレースぶりが凄まじく、先頭で直線に入ると追ってくるグリーンポイントクルセーダーを相手にもせずムチを使わないまま3馬身半差でゴールイン。今後のレースぶり次第ではナイキストを抜いてケンタッキーダービーの本命にあがるかもしれません。

 

 

牝馬の方はソングバード陣営にとって宿敵とも言えるレイチェルズヴァレンティーナが2番手です。ここまで3戦2勝。デビュー戦を勝利した後、スピナウェイステークスを1番人気で勝利。続くBCジュベナイルフィリーズソングバードに大きく離された2着でした。BCジュベナイルフィリーズ以降まだレースに出ていないのが気がかりですが、復帰戦とケンタッキーオークスの前哨戦次第では戴冠もありうると思います。レイチェルアレクサンドラは2009年度のエクリプス賞(北米版JRA賞年度代表馬。父はプリークネスステークスを含むGⅠ3勝をあげたベルナルディーニ。どちらもアメリカのクラシックでの活躍が印象的な馬です。

 

 もう1頭紹介したいのがヴィーナスバレンタイン。ここまで5戦3勝で重賞はG2を1勝のみという地味な戦績なのですが、その重賞がなんと最低人気での勝利だったのです。勝ったレースは先週20日に行われたG2レイチェルアレキサンドラS。この時期の中距離レースということでクラシックに向けて有力馬が揃っていたのですが、先頭で逃げ切りを図るミッドナイトオンオコネーを最内から抜き去って優勝してしまいました。しかも直線だけで9頭全てごぼう抜き!これは少し面白い馬が現れましたね。

 

 

 

 

まだまだ年が明けて重賞が始まったばかりのクラシック戦線。今後どういった戦いが繰り広げられていくのか。みなさんもぜひ注目してみてください。

ドバイは来週やります(たぶん)。

 

 

ケンタッキーダービー記事書きました

 

adomaiyavodca.hatenablog.com

 

 

 

アメリカ競馬戦略9つの頂点―9人の全米トップ評論家による驚異の競馬最新理論

アメリカ競馬戦略9つの頂点―9人の全米トップ評論家による驚異の競馬最新理論

 

 

電子漂民は2016年の競馬界をどう占うか?

いやあお久しぶりですね(白目)

 

というわけで、あけましておめでとうございます!

オペラオーと申します。

新年初めての記事が2月までズレ込んでしまって非常に申し訳ありません!

今回はめでたく2016年を迎えたというわけで、今年の競馬界がどうなっていくのかをアバウトに占って行きたいと思います。

 

 

 

国内クラシック戦線

 

まずはおそらく皆さんが最も気になるであろう国内クラシック戦線の行方について!

とりあえずここまでの重賞の勝ち馬たちを並べてみましょう。

函館2歳S ブランボヌール

新潟2歳S ロードクエスト

小倉2歳S シュウジ

札幌2歳S アドマイヤエイカン

サウジアラビアRC ブレイブスマッシュ

デイリー杯2歳S エアスピネル

京王杯2歳S ボールライトニング

京都2歳S ドレッドノータス

東スポ杯2歳S スマートオーディン

朝日杯FS リオンディーズ

ホープフルS ハートレー

シンザン記念 ロジクライ

京成杯 プロフェット

きさらぎ賞 サトノダイヤモンド

 

牝限

アルテミスS デンコウアンジュ

ファンタジーS キャンディバローズ

阪神JF メジャーエンブレム

フェアリーS ビービーバーレル

 

 

現在こんな具合になっております。

それにしても2歳重賞が増えましたね。

まるでアメリカ競馬みたいになってきましたが、ホープフルS京都2歳Sのような中距離の2歳重賞は今後も増やしていく気なのでしょうか……。

欧米でも2歳のうちから2000mのレースというのは、クリテリウムドサンクルーくらいしかないような気がするのですが……。

2歳戦を重視する近年の傾向は、種牡馬入りした後の評価に影響したり、そもそも早く種牡馬入りしたい(長く走ればそれだけ怪我のリスクが高まるなどの理由により)という生産者サイドの意向を汲みとったがゆえ、なのですが、、、。

はたして日本にそのスタイルが合うかどうか。今後に期待しましょう。

 

さて重賞戦線の話に戻りましょう。

上の表を見ると、意外にも重賞を複数勝っている馬がいないことがわかります。

今年のクラシック世代はすでに「粒ぞろい」と評されているだけあって、実力が拮抗しています。が、重賞を複数勝つ馬が現れていないのはどうやらそれだけが理由というわけではなさそうです。

というのも、有力各馬がそもそも顔を合わせていないのです。

サトノダイヤモンド”2億円ホース”ロイカバード新馬戦ときさらぎ賞で対決していますが、どちらもサトノが完勝しています。しかし逆に言うと物差しがロイカバードしか無いため信憑性にかける強さです。

ハートレーも強い強いと言われていますが、その理由はキャリア一戦ホープフルsに出走しロードクエストを破ったからであり、ロードクエスト自体が有力馬と初対戦だったことを考えるとかなりアヤシイです。

これは”何を勝ったかよりも何に勝ったか”を重視するイギリス流の考え方なのですが、この考え方に乗っ取るのであれば現状最強はリオンディーズということになります。

リオンディーズは真っ向勝負で有力馬の1頭エアスピネルを破っています。レース内容も文句無く、さすがシーザリオの仔と言った感じです。G1だったこともあり、エアスピネルの他にも、シュウジイモータルボールライトニングと実力馬がズラリ。その中を一着で駆け抜けたことは賞賛に値します。

 

牡馬戦線はこの通りですが、問題は牝馬路線。

牝馬路線に関しては重賞勝ち馬よりも条件馬や、重賞で好走した馬のほうが評価が高いのです。

現在最も評価が高いのは2歳女王メジャーエンブレムです。阪神ジュベナイルフィリーズを2馬身差で勝利した勲功は大きかったですね。レース内容も非常に良くレベルが高いレースでした。世代1位の力を持っていると思います。ただこの馬はアルテミスSデンコウアンジュにクビ差で負けており、そこで少しケチが付いてしまうのが残念なところ。デンコウアンジュの方は阪神JFで7着に敗退していてこちらは最強という感じではありません。

ファンタジーSを勝ったキャンディバローズ阪神JFで9着に負けていてうーん。

ならばビービーバーレルはと思うのですが、そもそもフェアリーSはレースレベルが低いのでこちらもうーん。

フェアリーSに関して言えば負けたリセエンヌダイワドレッサーダイワダッチェスあたりの方が強いレースをしていたかな、と感じました。

他にも今週末のクイーンCに登録しているサプルマインドルフォールあたりの良血馬も実力があり、世代全体で能力が拮抗しています。

特に最後に挙げた2頭は非常に評価が高く、オークス候補とまで言われています。

牝馬戦線については、クイーンCメジャーエンブレム、ビービーバーレル、ダイワドレッサー、サプルマインド、ルフォールが登録していますから、そのレースを見て判断するべきでしょう。

 

 

 

さて今回は日本競馬3歳世代についてざっとおさらいしてみましたが、いかがだったでしょうか?

この路線展望はシリーズにしていくつもりですので、気になった方は次回もぜひご覧になってください。

 次回はアメリカ3歳世代の展望と、ドバイミーティングの展望をお届けします!

 

 

 

電子漂民は2015年有馬記念を予想するか?

一年で最も熱い日!!!(馬券売り上げ的な意味で)

 

皆さんお久しぶりです!前回あんな予告をしたにもかかわらず、大学が期末で忙しくて何もしていないオペラオーです!

 

さあ今回は待ちに待ったグランプリ!思えば最初に競馬予想の記事を書いたのも今年の春のグランプリ宝塚記念でしたね。

 

今回はスターホースの集結とは言えませんが、すでにこのレースでの引退を発表しているゴールドシップを中心に面白いメンバーが揃いました。春もそうでしたが、実力・人気共にゴールドシップが注目を集めていますね。最後のレース。あの三冠馬オルフェーヴルも、ディープインパクトもラストランに選んだこのレースで、果たしてどんなパフォーマンスを見せてくれるんでしょうか。

 

 

ちなみに9RのホープフルSはアドマイヤエイカン、バティスティーニ、ディーマジェスティ、ロードクエストあたりが面白いと思います。

 

それでは今回は出馬表を割愛させていただきまして、各馬の紹介へ、ドーン!

 

1枠1番を引いたのは有馬で2着になったのがいつだったのか憶えていないオーシャンブルー。宝塚の時点でもう用なしと言ったとおり、今回もおすすめしません。現時点でこの馬より人気が低いダービーフィズやトーセンレーヴの方が面白いです。父親はご存知大種牡馬ステイゴールド。後継候補が多い馬ですから、この馬は種牡馬入りするのも厳しそうです。今回が見納めになると思うと寂しいですね。

 

1枠の2番はヒットザターゲットオーシャンブルーと同じ7歳馬ですが、この馬は今年重賞で勝ち鞍があります。しかも勝った重賞が2500mの目黒記念。次走の札幌記念でも強豪馬達が集う中、前で残るディサイファに猛烈な脚で迫る離れ業を見せました。短い直線だろうが、坂があろうが伸びてくる脚は信頼に値します。今回の舞台は馬場、距離含めてベストだと思いますので、気になる方はぜひ買ってみてください。

 

2枠3番はラストインパクト。去年重賞2連勝からこのレースに望んで7番人気7着でした。京都大賞典金鯱賞とビッグレースを連勝しても7番人気ということから分かる通り、去年の有馬記念はまさにドリームレースと言うべき好メンバーでした。今年はメンバーが一枚落ちる分好勝負も必死と考えていいと思います。ですが同時に、前走ジャパンカップで初めてG1連対まで持ってきた鞍上ムーアが今回は騎乗できず、代わりに菱田ジョッキーが乗るというのが不安材料だと思います。いいジョッキーではあるのですが、G1ではあまり信用できませんね。

 

2枠4番は今年の競馬を盛り上げた主役・ラブリーデイ。父キングカメハメハkingmamboの仔ということで当初はマイラーだと考えられていましたが、ダービーと神戸新聞杯を制しさらにスズカマンボが登場したことで見方がガラッと変わりました。種牡馬としてもアパパネが自身と似たような活躍を見せ、キングカメハメハそのものの能力を強く伝えられることを印象づけていますね。ラブリーデイは宝塚記念天皇賞を制していますが、2400m以上のレースは9戦してわずか2勝。3000m以上のレースを除いても7戦2勝と少し物足りません。特に前走のジャパンカップは取りこぼしという他なく、最後の伸びを欠いたように見えるのも大きく減点です。しかし中距離で類を見ない強さを持っているのは疑いようがなく、特に先差自在の脚というのが高ポイントです。鞍上の川田ジョッキーも厳しいペースの京都大賞典や誰もが戸惑いレースが乱れた宝塚記念を共に制した名手ですから、今回もレースに合わせて戦法を練ってくるのではないでしょうか。

 

3枠5番はアドマイヤデウス。春に同舞台同距離の日経賞を制しており、コースに対する適正は抜群です。しかしG1では実力不足で、天皇賞春秋は厳しいペースと乱れたペースの中で全く競馬をさせてもらえませんでしたし、ジャパンカップは完全に切れ味で劣っていました。今回もメンバーはあまり変わりませんし、馬券に絡むことは無いと思います。

 

3枠6番アルバートは目下4連勝中の勢いが良いですね。何よりも前走ステイヤーズsの勝ちっぷりが非常にいいです。超長距離のレースで35.0の上がりを使えるというのは魅力的。しかも中山の短い上に急な坂有りの馬場で突き放しての勝利ですから、ポテンシャルは相当のものが有ります。近年蔓延していた”ただのステイヤー”とは趣を異にした”速いステイヤー”なら、この大舞台でも一発はあるかもしれません。父のアドマイヤドンは言わずと知れたダートの名馬ですが、産駒の重賞馬はアドマイヤデウスとこのアルバートのみで完全に芝適性が上です。これも血統の妙なのか、はたまたアドマイヤドン自身が芝のほうが得意だったのかは定かでありませんが、中長距離のドン産駒は買いというのが今の見方のようです。今回もかなり信頼度は高そうですが、G1ペースを経験していないところが唯一にして最大のリスクでしょう。

 

4枠7番はゴールドアクター。3歳時から期待を集めていた馬ですがOP入りしたのは4歳になった今年の秋。父スクリーンヒーローに母父キョウワアリシバという珍しい血統ですが、実力はどうやら本物で、前走アルゼンチン共和国杯を好位から長い足を使って粘り勝ち。府中の長い直線を残ったのは高評価です。スクリーンヒーロー産駒といえばモーリスが大暴れしていますが、彼は中山への適性が抜群でした。この馬もうまく好位にでレースを進めれば勝機はあるやもしれません。この馬のネックもG1ペースへの対応で、去年の菊花賞ではトーホウジャッカルのレコードに0.7もの差をつけられてしまいました。今回もゴールドシップがレースを壊しにかかると思われますから、そこへの対応力が課題でしょうか。当日の調子次第では買うのも全然有りだと思います。

 

4枠8番はダービー馬ワンアンドオンリー。今年初めはドバイシーマクラシックで好走してそこそこ評価されていたのに、蓋を開けてみると微妙な戦績でしたね。京都大賞典で着に入れなかったのは痛かったですね。もうG1では厳しいのではないでしょうか。父ハーツクライは4歳になってから大きく成長しディープインパクトとこの有馬記念で討ち果たしましたが、5歳の秋には引退しています。この馬も限界が来ているのかもしれません。

 

5枠9番は「もしかしてステイゴールド産駒なんじゃないか!?」ということで話題のサウンズオブアース。主な勝ち鞍ははなみずき賞です。とはいえG1でも構わず突っ込んでくる末脚は信頼が置けますし、負けた重賞もかなりの僅差です。菊花賞ではこの馬もレコードで走破していますし、京都大賞典では32秒台の豪脚を披露してくれました。しかし、お察しの良い方すでに気づいているかもしれませんがこの馬は京都巧者。いくら父がネオユニヴァースと言っても中山を2週半も走る今回はあまり買いたくないところですね。あと単純に瞬発力勝負でないとダメという欠点もあります。ゴールドシップのペースになったら用なしでしょう。もしスローになったらとたんに実力上位という言い方もできますから、怖い人は抑えで。

 

5枠10番はまさかの連闘トーセンレーヴ。いつG1を勝つのか?と言われ続けたトーセンの秘蔵っ子です。ディープインパクトビワハイジという約束された勝利の配合でありながら、これまでに重賞1勝・G1はダービーに出走したのみという悲しい馬ですが、先週のディセンバーステークスを好タイムでとんでもない位置から差し切り勝ち。土壇場で出走権を得てここに滑り込んできました。その勝ちっぷりは圧巻で、ここでも勝負になるのではと筆者は密かに期待していたりします。父ディープインパクトは言わずと知れた名馬。母ビワハイジブエナビスタのお母さんで、トーセンレーヴはブエナの弟にあたります。ブエナはとうとう有馬記念を勝てませんでしたが、姉の雪辱を果たすことができるでしょうか。

 

6枠11番は今年の菊花賞馬キタサンブラック。重賞2連勝の勢いと、十分に間を取っての出走が高ボイントです。菊花賞はタイムも速く、長い足を使ったタフなレースをしていましたから、ここでもその力を使えるはずです。父ブラックタイドスプリングsを制していて、自身もセントライト記念を勝つなど中山は大得意。距離も十分持つとなれば勝機は有ると見ていいでしょう。古馬から有力馬があまり出ていない今回のレース。ノーマークで中団に付けられれば勝てるハズです。

 

6枠の12番はリアファル。こちらも好調3歳馬ですが、菊花賞でキタサンブラックとの勝負付けは住んでしまった印象がありますね。ダートから芝へ転向して成功した珍しい経歴の持ち主ですが、どんな距離でもどんなペースでもどんな脚質でもレースに対応する適応力は眼を見張るものが有ります。父ゼンノロブロイ有馬記念を制した実力馬で、母父エルコンドルパサージャパンカップの勝ち馬。距離はこのくらいがベストでしょう。G1勝ちのない3歳馬の勝利は98年グラスワンダー以来ですが、この馬はその記録に最も近いと言えます。

 

7枠13番は無冠の女王ルージュバック。今回もそこそこの人気を背負っているようです。父マンハッタンカフェは3歳でこのレースを制しましたが、その時すでに菊花賞を勝っていました。ルージュバックは同世代のミッキークイーンに完敗しており、そのミッキークイーンはジャパンカップで完敗。今回は実力的に厳しいと思われます。エリザベス女王杯でもマリアライトに敗れていますし、今回は見送って来年の牝馬戦線に期待しましょう。ちなみに母のジンジャーパンチはアメリカでG1を6勝した名牝で、あのゼニヤッタの二番手と目されていました。今後もジンジャーパンチの仔が日本で走ると考えるとワクワクしますね。

 

7枠14番はダービーフィズ。夏に函館記念を勝ったり札幌記念で3着になっていた頃は良かったが、完全に2000mのローカルに適性があることが判明してしまっているため今回は見送り。父親のジャングルポケットは府中の主でしたが、この馬は府中ではあまり活躍できないタイプのようですね。ズブいところがあるのが原因でしょうか。

 

8枠15番はみんな大好きゴールドシップ。ここで勝利すれば史上2頭めの中央GⅠ7勝目になります。もうあまり説明することもないと思いますが、父ステイゴールド、母父メジロマックイーンステマ配合の代表例で、血統的には距離馬場共に問題なく、産駒の能力が高ければどんな条件でも勝ててしまう魔法の配合です。鞍上の内田騎手は今年ゴールドシップに乗っていませんでしたが、3年前の有馬記念を制したコンビということで、あまり心配はいらないと思います。とにかく機嫌が良ければ走る馬ですから、当日の様子を見て買うかどうか慎重に検討したいところです。中山2500mの適性は非常に高く、このコースなら歴代の名馬たちと走っても勝負できるでしょう。過去に2度出走した戦績も1着3着ですから相当なものです。ここを勝てば年度代表馬が、更には殿堂入りまで見えてくる大事な一戦。それになんといっても引退レースですから、いい結果を残してくれることを、無事走りきってくれることを、祈っています。

 

最後の8枠16番はエリザベス女王杯の勝ち馬マリアライト。リアファルの姉でも有ります。リアファルと違ってこちらは父がディープインパクト。血統的に考えればエリザベス女王杯は勝つべくして勝ったという感じですね。ゴチャつく中を中団から位置を押し上げて粘りきるという、とても牝馬とは思えないパワフルなレースぶりで勝利した前走。相手には香港カップで2着に好走したヌーヴォレコルトがいた事を踏まえるととんでもない勝ち方だったことがわかります。父は直線で一気に末脚を伸ばすのを得意としていましたが、この馬はタフな展開からゴール前で粘り切るスタイル。今回は大外ということでかなり不利ではありますが、中団外めでうまくレースが運べば戴冠はあり得ると思います。

 

 

というわけでズラッと全出走馬16頭紹介いたしました。

蛇足ですが私の予想は

ゴールドシップ

◯アルバート

▲マリアライト

△ラブリーデイ

トーセンレーヴ

△キタサンブラック

です。

ゴールドシップ大好きなんですよ……。

 

では電子漂民の皆さん!お次はきっと小説でお会いしましょう!

 

電子漂民は2015年の年末をいかがお過ごしか?

今週のお題「年内にやっておきたいこと」

 

気がついたら年末

 

というわけで、皆様師走の多忙な日々をいかがお過ごしでしょうか?

春に始めたこのブログ、振り返るとなぜか競馬記事ばかりで若干動揺しています。

徒然なるままにとはいったい……。

なので今回は競馬からは一旦離れて、私が年内にやりたいことなんかをつらつら書いていこうかなと思っております。

 

 

 

まずはこちら

 

 

 

 

 

 

「授業に出る」

 

 

あ、これダメなやつですね。

超個人的かつ誰もが普通にやっていることをわざわざ年末に標語にする男って需要ありますか?

ご注文はものぐさ男ですか?違いますねわかります。

 

えー、これだとあまりに個人的すぎて本当に誰も知りたくなさそうなので……。

 

 

 

 

 

 

 

 

「小説を書く」

 

 

はい。要はこれを言いたかっただけなんですけど(笑)。

わたくしノートの端っこなんかに小話を書いたりするのが趣味でして、今までちまちまと一人で書いて楽しんでいたのですが、、、

どうせこのブログほっとくと競馬ばっかりになっちゃうので、ここで記事として連載したいんですけど、いいですか?

 

正直年内だとあまり大げさなものは書けませんが、、、

ていうかはてなブログって創作小説とか載せていいんですかね?

いや載せちゃいますけど。

 

 

ということで!次回以降は若しかしたら謎の小説らしき散文が掲載されるかも知れません。

時間に余裕の有る方はぜひ見て酷評していってくださいね!

では電子漂民の皆様!またいつか!

 

 

電子漂民はマイルチャンピオンシップの展望を考えるか?

いやあマリアライトは強敵でしたね………。

 

お久しぶりです電子漂民の皆さん!

秋のGⅠは全部予想するよ!」と言っていたにも関わらず、前回の記事が秋華賞とはどういうことなのでしょうか。公約違反かな?

さて今回はマイルの頂上決戦・マイルチャンピオンシップの予想をしていきたいと思います。

 

マイルチャンピオンシップは1984年にグレード制導入とともに創設されたG1で、文字通りマイル路線の最終目標としての役割を持っていました。

記念すべき第一回の勝ち馬はニホンピロウイナー。日本競馬史に燦然と輝く名馬が第一回、第二回の連覇を成し遂げ、このレースの価値を不動のものに押し上げました。

その後もタイキシャトルダイタクヘリオスデュランダルダイワメジャーという名馬が連覇を達成しています。

そんな名馬たちの中でもひときわ異彩を放っているのが変態アグネスデジタルです。1,32,6の勝ちタイムは当時としてはぶっ飛んでいますし、このレコード決着の中を大外から差しきって勝っているあたり変態度が高いですね。

そして今年も、変態競馬史に名を刻むマイルの王が決まります。

ではとりあえず出馬表をドーン!

 

1枠1番 ヴァンセンヌ     牡6 川田将雅

1枠2番 ケイアイエレガント  牝6 吉田豊

2枠3番 レッツゴードンキ   牝3 戸崎圭太

2枠4番 ダイワマッジョーレ  牡6 武豊

3枠5番 イスラボニータ    牡4 蛯名正義

3枠6番 アルマワイオリ    牡3 勝浦正樹

4枠7番 アルビアーノ     牝3 柴山雄一

4枠8番 サトノアラジン    牡4 C.ルメール

5枠9番 レッドアリオン    牡5 川須栄彦

5枠10番 フィエロ       牡6 M.デムーロ

6枠11番 カレンブラックヒル  牡6 秋山真一郎

6枠12番 レッドリヴェール   牝4 A.アッゼニ

7枠13番 リアルインパクト   牡7 H.ボウマン

7枠14番 トーセンスターダム  牡4 武幸四郎

7枠15番 ダノンシャーク    牡7 岩田康誠

8枠16番 モーリス       牡4 R.ムーア

8枠17番 ロゴタイプ      牡5 浜中俊

8枠18番 クラリティスカイ   牡3 横山典弘

 

私がこの出馬表を見てまず思ったことは、これ予想とか無理だわ()です。

まあ私予想家じゃありませんし……(震え声)。

今日も今日とて徒然と各馬についてコメントしたいと思います。

先に結論から言わせていただくと、今回のマイルCSライアンミルコクリストフになると思います。

理由は後述。

では各馬コメントへゴー。

 

1枠1番を引いたのは春に東京新聞杯を勝ったヴァンセンヌ京王杯SC2着安田2着の実績がありますが前走の天皇賞シンガリ負けしています。とはいえ京都に強いディープインパクト産駒で母親はあのスプリント女王フラワーパーク。母父は初代マイルCS優勝馬にして連覇もしているニホンピロウイナーと来れば、これはもう勝ったわ(血統的な意味で)。しかし血統だけで測れないのが競馬の難しいところです。前々走毎日王冠で横山ジョッキーが試した先行策2戦続けて失策。今回は元の差し競馬に戻るだろうという時に差し馬不利の最内を引いてしまいました。調教も特に目立ったところはなく、今回は見送ったほうが良いかもしれません。

 

2番枠を引いたのはVマイルあわやの2着に残ったケイアイエレガント。その次の安田記念でも厳しいペースの中残って5着に入っています。この馬の特徴は何と言っても低人気での激走です。馬体重が減っていようが、相手が格上だろうが、ノーマークなら前で残る安田記念では多少マークされていましたが、今回は府中牝馬ステークス9着からの参戦。ノーマークで逃げ切りという可能性は大いにあります。さらに内枠の2番枠ですから、スタートダッシュが決まればもうこっちのものでしょう。オススメの穴候補です。父のキングカメハメハは1400~1800mでかなりの良績を挙げており、右回り巧者も多いです。しかし産駒には坂に強い馬が多く、この馬もどちらかと言うと坂が有る方がうまく立ち回れるタイプではあります。もっとも京都牝馬ステークスマイルCSと同じコース)を勝っているのであまり心配はいらない気はします

 

3番にはレッツゴードンキが入りました。またしてもキングカメハメハ産駒ですが、こちらは母父がマーベラスサンデーと和風。春の桜花賞で見せた末脚は眼を見張るものがありましたが、今回は流石に他が強すぎます。秋華賞思ったほど残れなかったのも痛いですね。本質的にマイラーであるとは思いますが、調教を見ていてもまだ一皮むけていない感じがしますし、今回は見送っていいと思います。

 

4番のダイワマッジョーレは近走人気を裏切り続けていますね。このレースはダイワメジャーに注目するのが良いと個人的に思っているのですが、それにしたってこの成績では物足りませんスワンステークスの5着をどう捉えるかによって、人によって馬券に絡ませるかどうかが変わってくると思います。個人的には今回どころかもう来ないのではないかと疑っているのですが……。逆にこの馬を馬券に絡めるつもりなら今回が最後だと思います。マッジョーレが好きな方はこの機会に是非。

 

5番イスラボニータ天皇賞秋3着からこちらに回ってきた実績馬。3歳時にはこのレースと相性のいい皐月賞を制しており、実力は申し分ありません。しかし明らかに使い過ぎで、疲れが心配です。毎日王冠天皇賞秋ともに決して楽なレースはしていませんから、ここへきて疲れで足が止まってもおかしくはありません。何よりマズイのが追い切り。抜群の時計をマークしたのはいいのですが、なんと6Fも追っていたのです。ただでさえ使い詰めているのに、とどめを刺す追い切り。この追い切りの時計の判断が鍵となるでしょう。私が見た限りでは、調教の様子自体は素晴らしいです。完全に仕上げてきたな、という感じで非常に好感触でした。怪我さえしなければイイのですが……。父フジキセキは言わずと知れたマイラー種牡馬。更に母父のコジーンスピードにあふれるマイラー種牡馬と、典型的なマイル血統で構成されています。この大舞台でマイラーの素質を開花させる可能性は十分に有ると見ていいでしょう。

 

6番枠に入ったのは最低人気の3歳馬アルマワイオリ。重賞未勝利ですが、朝日杯クラリティスカイに先着しダノンプラチナの2着に入った実績があります。しかし逆に言うとそれくらいしか見るところがありません。前走休み明けの富士ステークスは直線に入ってズルズルと後退していくだけのレースでしたし、調教の動きも平凡で、正直逆転の可能性は無いと思います。

 

7番枠に入ったのは充実の3歳牝馬アルビアーノ関東オークスで4着に負けた際はち~ん(笑)とか言われていましたが、前走スワンステークスは強敵揃いの中見事に勝利収めました。特に京都巧者のフィエロ0.2差つけたのが大きいですね。京成杯AHで先行策が通じないと悟って差しに脚質転換したのが功を奏したといえるでしょう。そんな実力馬の一角を担うアルビアーノですが、父はアメリカで併用されているハーランズホリデイ。母父はアメリカリーディングを取ったことも有るストームキャット。そう、完全にアメリカの馬なのです。父も母父もアメリカの馬なので、当然ダートで実績を上げてきた馬たちです。その仔が日本の芝のG1で人気の一角を占めているのですから、血統は本当に面白いです。調教は出走メンバーの中でもトップクラスに良い出来で、このレースにピッタリ照準を合わせていたことが伺えます。軸にするのもアリなレベルですね。

 

8番枠サトノアラジンはG1に見放された馬主を救うために現れた救世主だとかなんとか。近走の成績がいいので忘れがちですが、重賞未勝利です。この馬のネタ、というか1番のネックは馬主のツキがないことでしょう。もうこればっかりはどうしようもないといいますか、サトノクラウンでG1取れないんだからもう……。この馬も今回が1番のチャンスですから、ここで取ってもらいたいところです。一応血統的には父ディープ母父ストームキャットとかなり京都巧者マイル巧者な組み合わせ。そして鞍上のルメール今季重賞8勝と大暴れしていますから、勝つための体制は万全というところ。ちなみに調教はそこそこの出来。まあ強く追っていませんでしたし、レース前に疲れを溜めないという部分では良い判断だったかもしれません。

 

9番枠レッドアリオン。夏に関屋記念を制しています。が、前走京成杯AHでは16着シンガリ負け。流石に負けすぎでしょう。父のアグネスタキオンはかなり距離の融通が効く馬ですが、マイルから中距離あたりがベストと言われています。レッドアリオンも他の産駒の例に漏れずマイラーなのですが、かなりムラっけが有る様子。春に今回と同じコースで連勝していることから、コース適性が高いのは明らかなのですが、どうやらこの馬が走るのはもっと他の条件が揃わないといけないような気がします。調教の動きは結構悪かったです。でもあんまり気にしなくていいかも?この馬は調教とレースは別物だと思います。なんか怖いので穴党の人は紐にどうぞ。

 

10番枠フィエロ昨年のこのレースの2着馬です。これまで何度かG1で人気になっていますが、なんと脅威の重賞勝ち鞍ゼロ。なにやら今回の人気馬はこういうの多いですな……。しかしその実力は非常に高く、その上京都のマイルはめっぽう強いという地の利付き。正直ここで買わないと次に買えるのがマイラーズカップになってしまうので、ぜひここは抑えておきたいところです。父は言わずと知れた京都巧者排出マシーンディープインパクト。そこに母父のデインヒルがスピードよりに補強しているような血統構成となっています。とにかく京都のマイルに強いので、今回はかなり勝機があると踏んでいます。オススメの1頭です。

 

11番枠に入ったのは微妙な位置でレースを終えることに定評があるカレンブラックヒル。どうせ今回も7.8着とかに入ってお茶を濁すので割愛します。

 

お次は12番枠、前走派手に負けたレッドリヴェール。正直前走よりもクイーンステークスで2着に敗れたことの方が大問題だと思います。全盛期はハープスターに勝つほどだった長く持続する脚はすっかり鳴りを潜め、短い直線で前残りするか、長い直線で懸命に後ろから足を伸ばすかというレースが続いています。今回は流石に切れる脚がないと話にならないので見送りです。

 

13番枠はオーストラリアで英雄になったリアルインパクト。日本の芝が合わないのか、オーストラリアのレベルが低いのか、帰国後はこれといった成績を収めていませんが、今回はオーストラリアの名手を乗せての出走。若しかしたらオーストラリアでの記憶が蘇って激走、なんてことがあるかもしれない。ちなみに父はディープインパクトなので潜在的に京都巧者な可能性はありますし、メドウレイクはスプリントよりの種牡馬でスピードも豊富です。一発の怖さはなかなかのものがあります。

 

 

14番トーセンスターダム。今回の変態枠の馬です。この馬のどこが変態かというと、その距離適性です。1800mのレースで5戦4勝他の勝ち鞍は2000mが一回だけ。それなのにこの馬はなぜかマイル以下の距離を試していなかったのです。つまり今回が初めてのマイル戦というこです。距離が伸びて負けていたんだから、普通に考えれば短くなれば勝つはずです。京都はこの馬の得意な舞台ですしぜひここでタイトルを取って自身の不評を取り去ってもらいたいものです。

 

15番に入ったのは昨年の覇者ダノンシャーク近走が振るわなかったため人気を落としていますが、みなさんはおわかりでしょうか。そう、このサメ、人気が落ちると来るのです。そういう捻くれた奴なんです。負け続けていると言っても前走毎日王冠スローの中を直線で4着まで追い込んで来ましたし、決して悲観する内容ではありません。何よりこの馬の真価は京都のマイルで発揮されますから、京都以外で走っていた今年の戦績なんて正直どうでもいいです。調教もピリッとして反応のいいところを見せていましたし、連覇の可能性はかなり高いと思います。不安要素は春以降G1でいいところがない鞍上の岩田康誠騎手。連敗ムードがなんとなく怖いです。

 

16番は春のマイル王モーリス連勝に次ぐ連勝でマイル王の座を勝ち取った同馬ですが、調整が間に合わなかったのかぶっつけでの参戦になってしまいました。流石にぶっつけは調整が追いついていないことを疑わざるを得ません。まだ若い馬ですし、来年以降のことを厩舎が考えているとしたら、今回は目一杯の仕上げではない可能性もあります。それとこの馬、京都にあんまり向いていません。というのも、坂がある中山と府中で連勝を重ねており、京都の白百合ステークスなどでは負けているのです。坂がきつい中山で33.0の脚を繰り出したのは確かにすごいですが、坂がない京都でも33.0の脚しか使えないのではお話になりません。おそらく今回は外枠を活かした差し戦法を取ると思いますが、京都でどれだけの足を使えるか未知数という点で非常に危うい人気馬だと思います。父のスクリーンヒーロージャパンカップの勝ち馬で、どちらかと言うと長距離向きのレースをする馬でした。力のいる馬場でこそ真価を発揮する血統だと思います。

 

17番皐月賞ロゴタイプ。いつぞやの栄光は見る影もなく……なったかとおもいきや、前走の富士ステークス1年以上ぶりの中山以外での3着となり、更に高速決着にも対応して見せました。今回は言うまでもなく超高速馬場。前走からの上積みがあれば、2年半振りの戴冠も夢ではありません。父のローエングリンはG2 でよく大逃げをかまして圧勝していた馬ですが、実はフランスでG1二着という実績があります。フランスの競馬場には坂がなく、広く長い直線のコースをひたすら逃げての2着でした。今回の舞台・京都も平坦な直線。前につければ父のように奇跡を起こせるかもしれません。

 

最後の18番は3歳マイル王クラリティスカイ。まさか秋までにここまで人気を落とすとは思いませんでした。NHKマイルカップの勝利が名手横山典弘の手によるものだったとするならば、今回も何かをやってくるのは確実でしょう。前走の負けは明らかにノリのお得意”ヤラズ”が発動していましたし、この死んだふりを真に受けて切るのは早計な気がします。調教も6Fガッツリ追ってラストを12秒台でまとめていますから、侮れません。クロフネ×スペシャルウィークという配合も、なんだか不気味な感じです。マイルでも来そうだし、2400でも来そう。京都でも来そうだし、府中でも来そう。うーん。勇気ある穴党の方は買ってみてはいかがでしょうか。

 

 

 

さて、紹介はこれで終わりますが、はじめに言ったミルコ対ライアン対クリストフになる、の理由をここで簡単に説明したいと思います。

まず、今回のレースは有力馬が多くいる混戦状態です。これは予想する側としては非常に難しく、またそれは同時にジョッキーや調教師からしても難しい状況であるということです。さらに今回は先行馬にも差し馬にも強い馬がいて、ペースが不安定になることが予想されます。そのうえ枠の内にも外にも有力馬がいるものですから、ジョッキーとしても”的”が絞れないハズです。つまり、ジョッキー同士で牽制しあって前残りしたり、逆にお互い譲らずに前が潰れるという最悪の事態も考えられます。そこで注目したいのが外国人ジョッキーなのです。外国人ジョッキーたちは自らペースを判断し、創りだすレースを得意としています。こういうジョッキー同士の戦いになった時に真っ先に最適解を導き出すことが多いのです。そういった意味で、外国人ジョッキー同士の争い。そのなかでも実力が高く馬の質も高いミルコ・デムーロクリストフ・ルメールライアン・ムーアの三人の戦いだと言ったのです。

 

まああくまで私の推測なので、実際にレースが終わったら全く普通に流れていく可能性もありますけどね。

 

 

では今回はこの辺で、電子漂民の皆様、又の機会にお会いしましょう!

 

 

電子漂民は2015年秋華賞の予想をするか?

桜と樫の攻防戦!

皆様こんにちは。

今回はついにやってきた3冠最終戦・秋華賞のレース展望です!

 

 

 

近年はブエナビスタアパパネジェンティルドンナと、二冠馬が度々出現し、牝馬

線を盛り上げてくれました。そのためこの秋華賞の注目度もグングン上がり、特に去年

一昨年はオークス馬や桜花賞馬といういわゆる一冠馬の出走でしたが、桜か樫か、とい

う世代最強馬決定戦的位置づけを確立していたように思えます。

 

 

 

 

そんな秋華賞ですが、以外にも歴史は浅く、第一回がおこなわれたのは1996年。女

エアグルーヴが世代を牽引する華々しい面々の中、優勝したのは当時様々なレースで

出走権が無かったマル外・ファビラスラフイン。続くジャパンカップでも2着し、最強

牝馬世代の立役者の一人となりました。その後も秋華賞の勝ち馬からは、テイエムオー

シャン、ファインモーションダイワスカーレットと言った牡馬と渡り合うような女傑

が生まれています。が、その反面、秋華賞はその前身のエリザベス女王杯の頃から『荒

れるレース』として有名で、ブゼンキャンドルブラックエンブレムという低人気の下

克上が見られる恐ろしいレースでもあったのです。

 

 

 

さて今回の秋華賞は女傑を生むのか?それとも下克上か?

 

それでは出馬表を見ていきましょう!

 

秋華賞 2015年 10月 18日 京都 芝2000m GⅠ

 

1枠1番    ココロノアイ       横山典弘

1枠2番    クインズミラーグロ    吉田豊

2枠3番    ディープジュエリー    柴山雄一

2枠4番    ディアマイダーリン    福永祐一

3枠5番    シングウィズジョイ    内田博幸

3枠6番    マキシムドパリ      幸英明

4枠7番    トーセンビクトリー    武豊

4枠8番    ホワイトエレガンス    丸田恭介

5枠9番    クイーンズリング     M・デムーロ

5枠10番   レッツゴードンキ     岩田康誠

6枠11番   タッチングスピーチ    C・ルメール

6枠12番   アンドリエッテ      川田将雅

7枠13番   アスカビレン       池添謙一

7枠14番   キャットコイン      柴田善臣

7枠15番   テンダリーヴォイス    松山弘平

8枠16番   ノットフォーマル     黛弘人

8枠17番   アースライズ       川須栄彦

8枠18番   ミッキークイーン     浜中俊

 

 

 

 

今年も一冠馬二頭がぶつかる見応えのありそうな秋華賞。しかし二頭とも前哨戦のロー

ズSで負けてしまいましたね。二頭を下して重賞初制覇を成し遂げたのはなんと1000万

条件馬のタッチングスピーチ。とんでもないラッキーガールかとおもいきや、母はイギ

リスのGⅠを勝ったリッスン阪神のタフな坂を33秒台の豪脚で差しきった実力は、

血統によって裏付けられていました。実はタッチングスピーチはこの血統の良さでデビ

ュー前から注目を集めており、全弟がセリで2億6000万の値がついたという人気ぶり。

それもそのはず、母リッスンの姉・セコイヤアイルランドでGⅠを勝っており、さら

に母としてヘンリーザナヴィゲイターという超級の名馬を生んでいるのです。ブラッテ

ィスポーツと呼ばれる競馬において、血統は馬の能力を判断する上での重要なファクタ

です。これほどのポテンシャルを持つ馬に、注目しない訳にはいかないでしょう。

 

 

 

電子漂民は2015年凱旋門賞の結果を確認するか?

世界1決定!!

 

2015年凱旋門賞勝ち馬が日本時間の23時頃に決定しました!!

 

勝ち馬は ゴールデンホーン 3牡 英国

 

ブックメーカーの殆どが3番人気に推していた馬が、英国ダービー馬の貫禄を見せてくれました。3連覇の期待がかかったトレヴは抜群の手応えで追い込みましたが4着でした。

レースは揃ったスタートから、最初の直線の半ばでゴールデンホーン鞍上のフランキー・デットーリはスローだと判断してすぐさま馬を前に押し出します。場内が大きく湧く中、ゴールデンホーンは2番手へ、そこにドルニヤが釣られるように上がっていき、最初のコーナーへ。そんな中トレヴは落ち着いて後方で脚をためていました。結果的にこの位置取りが明暗を分けました。フォルスストレート(偽りの直線)を抜け、勝負は最後の直線へ。トレヴ、そして昨年2着のフリントシャーが抜群の手応えで上がってくる中、ゴールデンホーンは2着以下との差を保ったままゴールに迫ります。ようやくトレヴが先頭争いに加わる頃には、ゴールデンホーンは完全に後続を引き離し、更にはフリントシャー、トレヴ以上の脚で追い込んできたニューベイも前を争っていました。そのままゴールデンホーンが振り切ってゴール。2着にまたしてもフリントシャー。3着に仏ダービー馬ニューベイ。そして4着がトレヴ。という結果になりました。

 

勝ったゴールデンホーンはこれでGⅠ4勝目。前走チャンピオンステークスが降着ギリギリの妨害行為をした上での優勝だったことと、前々走で牝馬のアラビアンクイーンに破れたことで急激に評価を落としていましたが、やはり現地の関係者の言うことは聞いておくべきですね(笑)。かねてから英国で話題になっていた馬の実力は本物だったようです。レース前に同馬の馬主が「良馬場なら楽勝」とフラグじみたことを言っていたのも(主に日本の)競馬ファンに不安を与えていた原因でしょう。ですがまさか本当に良馬場なら圧勝だとは……。もしかしたら日本の高速馬場にも対応できるかもしれませんね。絶対に来ませんけどね!!(フラグになぁれ)

 

 

 

というわけで凱旋門賞の速報でした。

来年は……ゴールデンホーンの連覇とフリントシャーの2get三連覇が見どころになると思います〈予言〉。すこし正味な話をいたしますと、本日凱旋門賞の前に行われた2歳GⅠ・マルセル・ブサック賞を圧勝したバリードイルなんか面白いんじゃないかと思ってます。彼女の今後にも注目してあげてくださいね。

 

では電子漂民のみなさま!またお会いしましょう!!

電子漂民は2015年スプリンターズステークスを予想するか?

有言実行!

というわけで宣言通り秋のGⅠの一戦目・2015年スプリンターズステークスの特集をします!

スプリンターズステークスは言わずと知れた電撃の6ハロン戦。サクラバクシンオーの連覇を始め数々の名勝負を産んだレースですが、今年は世界的名馬も参戦し例年以上の熱い戦いが見られる予感がします。

 

では早速出走馬を確認してみましょう!

 

2015年第49回スプリンターズステークス GⅠ 中山 芝1200m

 

1枠1番 リッチタペストリー(香) セン7 

1枠2番 ストレイトガール     牝6

2枠3番 リトルゲルダ       牝6

2枠4番 サクラゴスペル      牡7

3枠5番 スギノエンデバー     牡7

3枠6番 ウキヨノカゼ       牝5

4枠7番 ベルカント        牝4

4枠8番 ハクサンムーン      牡6

5枠9番 アクティブミノル     牡3

5枠10番  マジンプロスパー     牡8

6枠11番   レッドオーヴァル     牝5

6枠12番   ウリウリ         牝5

7枠13番   ミッキーアイル      牡4

7枠14番   フラアンジェリコ     牡7

8枠15番   コパノリチャード     牡5

8枠16番 ティーハーフ       牡5

 

かなり高齢化が進んでますね(笑)。

6歳以上の馬が半分もいます。それだけスプリント路線が停滞しているということなんでしょうか。これだけ高齢馬が多い中で、最高齢のマジンプロスパーは直前で出走取消となりました。年齢的におそらくこれが最後の挑戦だっただけに残念でなりません。新興勢力は5歳勢が多いですね。ウリウリ、ティーハーフ、ウキヨノカゼ、と夏に名を上げた馬はみな5歳馬でした。そして異彩を放つ海外馬・リッチタペストリーの存在が非常に恐ろしいですね。この馬1頭のために展開の予想が難しくなっています。では続いて各馬の紹介を。

 

運良く1枠に入ったのはまさかの海外馬 リッチタペストリー。

GⅠ勝利は去年のアメリカのスプリント戦・サンタアニタスプリントチャンピオンシップだけですが、そのレースでBCダートマイル勝ち馬ゴールデンセンツとBCスプリント勝ち馬シークレットサークルを破っています。当然その後のBCスプリントでも1番人気に推されましたが、14着に沈んでしまいました。今年に入ってからはドバイゴールデンシャヒーンで3着、続いて芝のシンガポールインターナショナルスプリントで5着からここに回ってきました。芝での実力が未知数ではありますが、スプリンターとしては確実に世界屈指の実力の持ち主だといえるでしょう。そんな偉大な馬がスプリンターズステークスを選んでくれたことはとても光栄な事ですし、スプリンターズステークスがドバイGCや星国国際スプリントやBCSと並ぶレースに成長したということだと思います。で、このレースにおける評価なのですが、はっきり言ってしまうとストレイトガールや絶好調のハクサンムーンに比べるとかなり微妙です。2頭に劣るとは思えませんが、じゃあ絶対勝てるかというと、うーん。ただこの馬の場合場数とこれまで戦ってきたレースのレベルが違いますから、今回のような実力が拮抗していて厳しい流れになりそうなレースでは安定して着を狙えると思います。ただこのレースは過去にロケットマンという名馬を潰していますから、、、そこが心配ですね。

 

続いてはこちらも運良く内枠を引いた ストレイトガール

悲願のGⅠ制覇を成し遂げたというのに、なぜかセントウルステークスでは3番人気でしたね。さすがにカワイソス。ヴィクトリアマイル以外の勝ち鞍はすべて1200m。2着に入ったのも摩周湖特別(1500m)以外すべて1200mという生粋のスプリンター。ここまで来たんだから、スプリンターの頂点に立ちたいところです。調教は見た限り非常によく、中2週のローテも無理がなくていい感じ。

 

お次は新勢力4歳馬の ミッキーアイル

春は悔しい結果に終わってしまいましたが、まだまだ見限れる馬ではありません。この馬もマイルのGⅠを勝っていますが、4歳になって体つきが完全にスプリンターのそれに変貌。その変化を如実に表す春の結果となりました。つまり全体的に今回有利なわけですが、この馬の脚質が少し問題。この馬逃げよりの先行脚質なのですが、前に行くということはどうしても後ろの出方を伺わなければなりません。ペースが早くなりすぎると自分も潰れてしまうからです。ここでネックになってくるのが得体の知れない海外馬・リッチタペストリー。なんとこいつ先差自在の変態型なのです。おかげで騎手はどう出てくるかわからず困惑、我々競馬ファンも展開を予想できず困惑、という罠に意図せず嵌められてしまったのです。ひとつ面白そうなのが大逃げでしょうか。もし大逃げを打ってきたらかなり面白いことになると思います。

 

 

 

電子漂民は凱旋門賞を観戦するか?

日常ブログ()

そんなわけで2つ続けて競馬記事です。

凱旋門賞はどうしても取り上げたかったのです。仕方がなかったのです!

なのでゲームとかアニメの記事はもう少し待っていただけますかね?(震え声)

 

とりあえずレースの紹介を。

凱旋門賞1920年に創設されたフランスのGⅠ競走で、現代におけるクラシックディスタンス(2400m近辺の距離)の最高峰に位置づけられる究極のレースです。

もともとはフランス3歳最高峰のレース・パリ大賞と対になる古馬の頂上決戦を作る意味で創設された、わりと新しいレースなんですね。

しかし2000年代に入ってからは2000mあたりの中距離レースに重きを置かれる傾向が強まってきており、同時期におこなわれるイギリスのチャンピオンステークスの方がレーティングが高い年もありました。

とは言え凱旋門賞。今日本が最も勝ちたい国際GⅠと言われるほどのドリームレースですから、今年も欧州のトップホースたちが集まってきていますよ!

では簡単な登録馬紹介をば。

 

凱旋門賞(Group 1  2015年10月4日 フランス・ロンシャン芝2400m)

 

まずは前年、前々年覇者、今年も大本命である牝馬トレヴTreve 5歳牝)

恐ろしいことに今年は3戦3勝。無敗なのです。凱旋門賞と同じロンシャン2400mでおこなわれたヴェルメイユ賞牝馬限定GⅠ)では直線軽く抜けだして4馬身差の圧勝。もはや死角がありません。サンクルー大賞で牡馬の一流どころも蹴散らしていて、王座は盤石に見えます。余談ですが、トレヴが初めて勝った2013年の凱旋門賞オルフェーヴルが死角無しの1番人気に推されていました。あの時はオルフェが3歳牝馬に負けるなんて!とショックでしたが、凱旋門賞を連覇し、5歳になっても欧州最強という本物の化物が相手だったんだから仕方なかったですよね。

 

続いてこちらも牝馬のファウンド(Found 3歳牝)

8戦3勝2着4回という非常に堅実な馬で、前走はアイリッシュチャンピオンステークスでイギリスダービー馬のゴールデンホーンの2着でした。下馬評ではゴールデンホーンの方が人気が上のようですが、アイリッシュチャンピオンステークスではゴールデンホーンにタックルをかまされており、まっすぐ走っていればこちらが勝っていたかもしれません。このように実力はある馬なのですが、2400mという長い距離への対応が少し心配されています。

 

続いてはアイリッシュチャンピオンステークスでファウンドとフリーイーグルにタックルをかまして国際的に評価が下がった荒武者・ゴールデンホーン(GoldenHorn 3歳牡)

日本であればまず降着間違いなしの妨害であっただけに、特に日本での評価が非常に下がってしまいました。ただ英ダービーを制したときの脚は見事なもので、やはり抜きん出た実力の持ち主であることに変わりはないと思われます。というよりこの馬が弱いとなるとこの世代全体のレベルが低いという事になってしまいますので……欧州競馬全体のためにもなんとか頑張って欲しいところです。

 

英ダービー馬の次はフランスのダービー馬の登場です。今回の凱旋門賞でも2番手に挙げる声が多いニューベイ(NewBay 3歳牡)

仏ダービー圧勝。そして凱旋門賞の主要プレップレースの1つであるGⅡ・ニエル賞も圧勝。フランス調教馬として、本国のビッグレース制覇に向け万全の体制を整えてやって来ました。毎年フランスの馬は人気になりやすい傾向にありますが、この馬は確かな実績とインパクトある勝ち方をしてきていますので、人気先行ということは無いと思います。ただ去年エクト―とかいうニエル賞圧勝した馬がいたような気が……。

 

お次はアイリッシュダービー馬・ジャックホッブス(JackHobbs 3歳牡)

アイリッシュダービー(アイルランドのダービー)をⅠ番人気に応えて圧勝した馬なのですが、実はこの馬、所属は英国となっています。この馬に限らず、欧州では国をまたいで活躍する馬がたくさんいます。と言うより、欧州全体として、レース選びに国境がないことが多いです。そんなわけでアイルランドのダービー馬となったこの馬ですが、当然、本国イギリスのダービーにも出走しました。結果はゴールデンホーンに決定的な差をつけられ2着。筆者は個人的にこの馬に期待しているのですが、大勢の評価はゴールデンホーンの下位互換という感じです。

 

続いても3歳牡馬・イラプト(Erupt 3歳牡)

デビューから4連勝でパリ大賞を制するも、続くニエル賞でニューベイに完敗しすこし評価を落としてしまいました。近年のパリ大賞勝ち馬はその後活躍する馬も少ないですし、仕方ない部分もありますね。パリ大賞凱旋門賞と全く同じコースで行われますから、コース適性は有ると見ていいと思います。

 

お次は4歳馬・フリーイーグル(FreeEagle 4歳牡)

今年のプリンスオブウェールズステークスでGⅠ初勝利した新鋭です。父のハイシャパラルは近年の英ダービー馬の中でも最強と謳われた名馬でしたが、この馬もデビュー当時から期待が高かった馬。前走はゴールデンホーンに不利を受けて敗れましたが、この大舞台で雪辱を果たしたいところでしょう。ただ2400mは少し長いかな、という気がします。プリンスオブウェールズも前走愛チャンピオンステークスも2000mですから……。

 

続いては馬番号1番・フリントシャー(Flintshire 5歳牡)

3歳時にパリ大賞に勝利し、4歳で凱旋門賞2着。近年のパリ大賞勝ち馬には珍しく長く活躍を続けている馬です。ただ2着が8回もある勝ち切れない馬でもあるので、今回も最後のひと押しが足りなくなるんじゃないかと少し心配しています。

 

そして前哨戦牝馬限定GⅢブランドフォードステークスの2着馬・タペストリー(Tapestry

去年のヨークシャーオークスキングジョージ勝ち馬タグルーダを破った馬です。しかし今年の戦績はブランドフォードステークス2着のみ。情報不足な感が否めませんね。

 去年の凱旋門賞は13着で実力的に少し見劣りする感じがします。

 

続いても4歳牝馬ですがこちらは現在世代No.1と言って差し支え無いでしょう。ドルニヤ(Dolniya 4歳牝)

今年のドバイシーマクラックの勝ち馬です。ドバイの後はコロネーションカップ2着、サンクルー大賞3着、そして前走フォワ賞がポストポーンドの4着でした。3連敗していますが、一貫して2400mのレースを使い続けているのは高ポイントですね。近年は2000mのレースに流れる馬が多い中、この馬は今年2400mを4戦もしています。これはかなりアドバンテージだと思います。

 

続いてはフランスの遅れてきた大物・プリンスジブラルタル(PrinceGibraltar 4歳牡)

2歳の時にGⅠを勝っており、厳密には復活した大物ですね。前走ドイツのバーデン大賞を外外回って差し切り勝ちしました。仏ダービーでもパリ大賞でもⅠ番人気に押されていながら不甲斐ない結果に終わってしまっただけに、今回にかける思いはひとしおでしょう。

 

 

 

※情報は随時更新します。

 

電子漂民は神戸新聞杯の予想をするか?

おせーよホセ

というわけでお久しぶりですオペラオーです。

今回は牡馬3冠最終戦・菊花賞のトライアルレースである、神戸新聞杯を予想しようかなと思います!当日投稿でごめんなさい!

 

とりあえず出馬表をドーン

神戸新聞杯【GⅡ】  阪神 芝2400m 

1枠1番 サンライズセンス

2枠2番 レッドソロモン

2枠3番 ジュンスパーヒカル

3枠4番 レッドアルティスタ

3枠5番 リアルスティール

4枠6番 リアファル

4枠7番 アルバートドッグ

5枠8番 キロハナ

5枠9番 トーセンバジル

6枠10番 タガノエスプレッソ

6枠11番 バイガエシ

7枠12番 サラトガスピリット

7枠13番 ティルナノーグ

8枠14番 ゼンノブレーメン

8枠15番 マッサビエル

 

出走馬はフルゲートに1頭足りず15頭。

メンツは、トライアルとしてはこれ以上ない面白さだと思います。

リアルスティールを始めとした春の活躍馬と、夏の上がり馬がいい具合に拮抗していますね。

では前回同様ダラダラと各馬についてを。

 

1番に入ったサンライズセンスは実績馬でもなければ上り馬でもないという変わった馬。4月に500万のあずさ賞(京都芝2400m)2番手から3馬身突き抜けて圧勝していますが、続く新潟の信濃川特別では13番に入ったティルナノーグ完敗しています。騎手もコロコロ変わって安定しない感じ坂が得意なようにも見えませんし、何よりもう少し上積みが欲しいところ。グラスワンダー阪神宝塚記念に勝っているので血統的に多少見どころはありますが、現状の力で他のメンバーには及ばないと思います。

 

2番のレッドソロモン若葉ステークスの勝ち馬。その時の2着のワンダーアツレッタが先週の100万条件戦を勝利しているように、レースレベルは悪く無かったはずなのですが、タイムも上がりも微妙という謎の結果に。前走のオールスタージョッキー第2戦ズブさを逆手に取っての逃げ戦法準OP古馬に混じって3着と結果を残しています。父のメイショウサムソンは前哨戦に負けるタイプでしたが、この馬はどうでしょうか……。能力値的には出走馬中4,5番手と言ったところだと思います。

 

3番のジュンスパーヒカルは典型的な上り馬。前走英彦山特別(500万下 小倉芝2000m)を勝利しここへ向かってきました。その英彦山特別が非常に強い勝ち方だったので、この重賞の場でも一発があるのではないかと筆者は密かに期待しています。あと地味にリアファルと同じ砂からの転向組ですね。前走が初の芝レースでした。たった一戦で逃げてよし差してよしのレース適性を見せつけた能力は驚嘆に値します。是非注目して欲しい1頭です。あ、父親は産駒の勝ち鞍が短距離に集中しているファルブラブですが、トランスワープのような2000mでの活躍馬も出していますし、重賞にも強いです。だから大丈夫。たぶん。

 

4番のレッドアルティスタも上り馬。しかも古馬混合の条件戦で3,1着とノリノリです。前走は川田ジョッキーに乗り代わって鮮やかな差し切り勝ち。能力の高さを見せつけてくれましたが、距離を縮めてやっとあのパフォーマンスができたことを考えると、600mの距離延長経験したことのない2400mの重賞、というのはかなり荷が重いように感じます。差し馬なのである程度距離の融通は効くかなというのと、3歳戦に強い川田Jがわざわざこの馬に乗るということもあるので、陣営としても勝算はあるのだと思いますが、何とも言えませんね。

 

5番のリアルスティールに関しては、特に言うこともないですね。皐月賞2着、ダービー4着の春の実績馬筆頭格みたいな奴です。特徴としては厳しいペースで光る長く持続する脚です。ゴールドシップを更に切れ味良くした感じでしょうか。ダービーで4着に入ったことで、長い距離への対応も可能であることが証明されていますし、今回も人気を集めそうです。どうしても人気馬の馬券を買いたくないという方以外は単勝だけでも買っておいたら良いのではないでしょうか。ディープの仔にしては坂もこなすし展開の融通も効くしでかなりオールマイティーな才能を持っています。願わくば怪我なく長く走り続けて欲しいですね。ちなみに調教も非常に良かったです。完璧か。

 

6番のリアファルはダートで重賞2着という実績を持ちながら芝に転向してきた変わり種。前走初芝マレーシアカップ(1600万下 中京芝2000m)は中京の長くてタフな直線をらくらく逃げ切って圧勝というとんでもない内容でした。しかしながら重馬場で先行馬有利なレースだったうえ、芝レースの判断材料が重馬場の中京しかないというのはいかがなものかと。このレース自体を試金石を捉えるなら、軸にしたりするのはお勧めできません。あと単純に距離が長い気がします。今までずっと中距離に専念していたのをいきなり400mも距離を伸ばすのですから、折り合いに不安があります。ただ調教がとてもスムーズにいっているらしいですし、勢いを買うという意味で相手に選ぶのは良いかもしれません。

 

7番のアルバートドッグ春の実績馬の1頭ですが、春は結局クラシック出走までは行けませんでした。前走白百合ステークスは1番人気に答えて差し切り勝ち。神戸新聞杯と同じ舞台ゆきやなぎ賞を勝っているのも非常に評価したいところです。戦ってきた相手も同年代では強い馬ばかりで、今回の本命馬の1頭と考えていいと思います。相手関係に恵まれなかった春の重賞戦線とは違い、今回は権利取りの一戦。2着3着なら十分に狙える実力を持っているだけに、鞍上の藤岡康太騎手には頑張ってもらいたいところです。

 

8番のキロハナも一応春の実績馬。一応というのはこの馬、なんと戦績が2戦2勝。2月のつばき賞(3歳500万下 京都芝1800m)を直線持ったまま圧勝し、いつ出てくるかな~と待っていたら春シーズンが終わってしまったというおっちょこちょいさんなのです。しかし勝ったつばき賞にはダノンリバティマキシムドパリや、夏の条件戦で500万を勝利し続く1000万下も2着した期待馬ストーンウェアと、実力馬が3頭もいたのだからビックリ。今回は休み明けということもあり本命にはしにくいですが、ぜひその能力を我々に再び見せて欲しいですね。懸念材料としては、父がディープインパクト、判断材料のつばき賞が京都であるということ。ディープの仔は阪神でも走りますが、それ以上に京都の主と化していますからね……。

 

9番枠トーセンバジルも春の実績馬……というより春に思ったほど活躍できなかった馬です。新馬から葉牡丹賞(500万下 中山芝2000m)まで非常にいい内容で勝ち上がっていったのに、そこから三連敗。特に前走の白百合ステークス完敗が印象を悪くしてしまっています。坂のない京都で2連敗していますので、敗因は平坦な直線かと。そう考えると今回のレースは復活の舞台と考えて良いかもしれません。があり、実績のある中距離であり、勝つための条件は整っているように思えます。ヤネが乗り代わっているのが気になりますが、四位騎手ならやってくれるでしょう。

 

10番枠はタガノエスプレッソ。2歳時にデイリー杯(2歳GⅡ 京都芝1600m)の勝ち鞍がありますが、その後は負けすぎています。デイリー杯の出走馬たちもその後あまり活躍していませんし、この馬も早熟だったのではないでしょうか。弥生賞で追い込んで3着に入っていますが、上がりが早かったわけではなく菱田ジョッキーは早めにまくったのが功を奏した着順なので、この馬の実力とは言えない部分があります。今回は切ったほうが良いでしょう。

 

11番のバイガエシは当日朝の時点で人気を集めている馬です。前走オールスタージョッキー第4戦(1000万下 札幌芝1800m)では鋭く追い込んで勝ち馬とタイム差無しの4着となかなかの内容。しかし同じ上り馬ならジュンスパーヒカルマッサビエルの方が面白いと思うので、無理して本命にしたりはしなくて良いんじゃないでしょうか。しかし2,3着は十分にあり得るので抑えてはおきたいところです。父は非サンデージャングルポケット。2400は大得意だっただけに、その仔にも期待がかかります。

 

12番はサラトガスピリット。上り馬ではあるのですが、まだ1000万条件馬。前走500万条件を勝ったばかりの新鋭です。長い距離を得意としているのが強みなのですが、この馬の場合少しズブいところがあり、同じ距離でもメンバーが強くタイムが早い今回は若干不利だと思います。

 

13番のティルナノーグは春からずっと武豊ジョッキーが乗り続けている素質馬なのですが、いまいちパッとしないというのがここまでの印象。前走石橋脩騎手に乗り代わってアッと言わせる逃げ切り勝ちを収めたのにまた今回武豊騎手に戻ってしまい、若干残念な感が拭えません。最大の懸念は。坂のきつい阪神でも末脚が発揮できれば、今後の重賞戦線でも活躍できるでしょう。

 

14番のゼンノブレーメン1000万条件馬。前々走小倉の国東特別(500万下 芝2000m)に勝利し、つづく同じ舞台の玄海特別を4着でした。2走とも直線入り口で3番手まで押し上げてからの競馬で、500万では通用したが1000万では無理だったことが露骨に現れてしまっています。今回は見送りましょう。

 

15番大外枠に入ったのがここまで4戦3勝2着一回の上り馬マッサビエル。前走芦ノ湖特別(1000万下 東京芝2400m)では古馬相手に差しきって突き放しての圧勝でした。デビューからずっと2000m以上の距離を使われているのもポイントですね。鞍上の戸崎ジョッキー今年重賞を6勝。乗りに乗るペアがトライアルを制しても不思議ではないでしょう。父ハービンジャーは3歳世代がファーストクロップということもあって血統からの判断は難しいですが、ハービンジャーが制したキングジョージは起伏の激しいアスコットの芝2400mというタフなレース。最近スタミナ勝負になりがちと言われている阪神の中距離の舞台でその血が進化を発揮してくれることを期待しましょう。

 

 

こんな感じでしょうか。

久々に記事を書いたので感覚が……いやなんでもないです。

今回も徒然に書き連ねた程度ですので、面白いなあくらいに思っていただければ幸いです。

 

最後にまたしても蛇足予想をば。

 

◎キロハナ

ジュンスパーヒカル

▲マッサビエル

△リアルスティール

△アルバートドック

△リアファル

※レッドソロモン

※バイガエシ

以上です!

 

ではまたいつの日か、

あ、秋のGⅠは全部予想しますよ!なので良かったら見に来てください。

では電子漂民の皆さん、またお会いしましょう!

 

電子漂民は『俺がいる』の由比ヶ浜結衣に何を思うか?

ガハマさんかわいいよガハマさん

というわけで今回は先日までアニメを放送していた『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の由比ヶ浜結衣さんについてです!

前回ガッツリ競馬について書きましたが、今回はガッツリアニメラノベについて書きます。

 

 『比企谷八幡』は「オマエラ」の理想なのだろうか?

 

別に誰かが「俺がいるは人生」とか言ったってわけでもないんですが(笑)

八幡に共感を寄せるオタク諸君、いわゆる「オマエラ」が多数いるようでしたので、本当に八幡は「オマエラ」が共感を得るような存在なのか?『俺がいる』のテーマってそもそもなんなのか?のところを考えてみたいと思います。

 

 この作品の特徴は何と言っても主人公・比企谷八幡ネガティブ&超現実主義思考

八幡の所属する奉仕部には毎度毎度生徒(となぜか先生)から依頼が舞い込んで来るのですが、内容がまあ厄介なものばかり。

非行少女となってしまった姉を更生させてくれ。千葉村なる怪しげな山村でおこなわれる小学生たちの合宿をサポートしてやってくれ。文化祭で実行委員やれ。体育祭で実行委員やれ。ちくわ大明神。生徒会選挙でみっともなく見えないように負けさせてくれ。

なんか変なの混じってた気がしますが、だいたいこんな感じです。ねえこれどの辺が部活の仕事なの……?

 しかし任された『仕事』はやり遂げなければならないのが社会のルール。八幡は仕事の完遂のために尽力しますが、どこかズレている彼はいつも間違った解決方法ばかり選んでしまいます。終わりよければすべてよし。大事なのは結果であるという信念から自分を犠牲にし、まちがい続ける八幡でしたが、いつしか自分の間違ったやり方が原因で周りにほころびが生じてしまいます。そしてそれは、雪ノ下雪乃、由比ヶ浜結衣、この二人との関係をも脅かし始めたのです。自らが導き出した最適解を実行するために自分が傷つくことを恐れない八幡と、八幡を心配するあまりそのやり方を認められない由比ヶ浜と雪ノ下。三人は互いを思いながらも近づけないもどかしい日々を送っていた。

10巻開始時点までの話をまとめるとこんな感じでしょうか。

ここまでをご覧になって皆さんは、この物語と自分とで符合する箇所を見つけられたでしょうか?

いや~俺も高校の時は奉仕部で馬車馬のように使われて大変だったよ~

という方はかなり少ないんじゃないかと思います。

しかしライトノベルが売れるのは一般的に多くの共感を得ているからだと言われます。では一体「オマエラ」は何に共感を示したのでしょうか?

答えは単純。比企谷八幡の人間性に共感を示しているのです。

ライトノベルの主人公の有名な型として「ヤレヤレ系」というものがあります。自らに降りかかる困難や問題に対してある種の諦観を持って立ち向かうスタンスの主人公のことです。

八幡はこのタイプに当てはまりません。最近巷でよく聞く「サトリ系」に近い性格をしています。

つまり、ここ数年の間に読者自体の性質が変わったということでしょう。

思えば「俺がいる」が世に出る前後の作品は「ヤレヤレ系」から脱却しようという意識がかなり見られていました。「とある」シリーズや「俺妹」シリーズに見られる熱血系。「さくら荘」シリーズや「神様のメモ帳」シリーズの主人公のようなウジウジ系。「バカテス」シリーズの登場人物のようなおバカコメディ系もよく見られました。

その全てが大成したようで、実はそうでもなかった。現に「俺がいる」の2年連続「このライトノベルがすごい!」での1位獲得は初の快挙でした。しかも2年連続で「好きな男性キャラクター部門1位」を比企谷八幡が獲っています。

これは読者が八幡のような人物が主人公の物語を待っていたという証明だと私は思うのです。

 

「オマエラ」は『由比ヶ浜結衣』に何を求めるのか?

登場した当初は「ぼっちに相対する者」というポジションだった由比ヶ浜

 しかしアニメが終わった現在では雪ノ下雪乃と並ぶヒロインとして君臨しています。物語中に彼女に何が起こったのか?彼女はなにか変わったのでしょうか?その変化に、「ただのモブ」と「ヒロイン」の差があるのではないでしょうか?

結果だけ言ってしまえば、由比ヶ浜自身は本質的に何も変わってはいないでしょう。八幡から見た由比ヶ浜の「ビッチ」という印象が、登場段階では視聴者にそのまま彼女のキャラクターとして伝えられてしまったため、当初の由比ヶ浜は主人公サイドの敵として認知されてしまったのです。

具体的には、原作1巻の時点だと、八幡は由比ヶ浜に対して「ビッチ」と連呼していますし、彼女のことを少なくとも自分とは住む世界が違う存在だと述べています。

しかし後に彼は「由比ヶ浜結衣は素敵な女の子だ」という発言を(地の文で)していて、彼女の欠点だと思っていた「人の目を伺う」ところを「誰かのことを思いやれる」娘であるとかなり好意的に解釈を改めています。

ここですこしいいでしょうか。「オマエラ」がアニメ終了した現在の時点で由比ヶ浜をヒロインだと思っているのはほぼ間違いないと思います。しかし「オマエラ」は「ビッチ」(汚い言葉で申し訳ありませんが)をヒロインとして見ることが果たして出来るでしょうか?答えはNOだろうと思います。あ、もちろん、由比ヶ浜は実際にはビッチじゃなくてしょj……素敵な女の子ですよ?

ではいったいなぜ「オマエラ」の、八幡の、由比ヶ浜に対する見方がこうも変わったのでしょうか?繰り返すようですが、由比ヶ浜自身も、由比ヶ浜の周囲の状況(クラスの上位カーストに所属していること)も変わってはいません。

筆者の結論を言わせてもらうと、この変化はきっと「距離の変化」なのだと思います。

はじめのころ八幡は由比ヶ浜結衣がなんとなくビッチっぽいなあと思ってはいましたが、実際の彼女がどのような性格で、どのような思考をしていて、どんな話し方をするのか、、、とにかくすべての「ホントのところ」を知りませんでした。

何もわからない八幡を通して由比ヶ浜を見る「オマエラ」も、せいぜいよくいる萌えキャラ程度にしか捉えられなかったのではないでしょうか。

しかし月日が経ち、由比ヶ浜の色々なクセや考えを見て触れていくうちに、八幡は彼女の素敵な部分を発見していきます。そしてもちろん、八幡の目を借りている「オマエラ」も同様に彼女の素敵な部分に触れていきます。

ここで大事なのは「オマエラ」と八幡が限りなく同じ存在であることです。つまり八幡は「オマエラ」に共感されていないといけないのです。これに関しては上で既に述べましたね。

つまり「オマエラ」が由比ヶ浜に求めるものを八幡が発見していく形で、由比ヶ浜結衣という少女の魅力を掘り下げていっているわけです。

このように、由比ヶ浜結衣はヒロインに成長したのではなく、ヒロインとして発見されたヒロインだったのだと思います。

 

かなり駆け足でまとめてしまいましたが、ラノベやなんやらについての話はこんな感じで筆者が思いついたことをまとまりもなく話していくだけの構成になっています(構成も何もありませんねw)。

興味を持たれた方はまた次回の記事もよろしくお願いいたします。

次回は、、、『スクファン』かなあ、、、あ、キングジョージも予想しなきゃ、、、、

こんな感じで!電子漂民の皆さん、またの機会にお会いしましょう!

 

電子漂民は宝塚記念の反省をするか?

反省します!

先週の宝塚記念からはや一週間がたちました。あまりにあまりにもだったために反省の記事に手を付けてすらいませんでした……かなしみのー。

私が記事に載せた予想がこちらです。

 

ゴールドシップ

ラキシス

ヌーヴォレコルト

(ここまで一着予想?)

以下は3着以内に来そうな馬を

トーセンスターダム

△ラブリーデイ

ワンアンドオンリー

レッドデイヴィス

※トーホウジャッカル

 

 

どうやら牝馬優勢と見ていたところは当たっていたのですが、デニムアンドルビーを軽視しすぎました。各馬コメントのデニムの欄には

 

6番枠にはデニムアンドルビーが入りました。前走天皇賞春は厳しいペースとおそらく長すぎる距離が原因で完敗という内容でしたが、前々走の阪神大賞典は勝ち馬ゴールドシップに離されながらも2着を確保。実力を見せつけました。去年の宝塚記念でも5着となかなかの成績を収めており、抑えておくのは悪く無いです。ただし強調材料がないのも事実。追い切りではいい動きを見せていましたがディアデラマドレに先着を許してしまいこちらもう~ん。ただ動き自体は良かったので他に気になる馬がいない方は抑えでもいいと思います。筆者の私感としては、デニムはプリンセスになれなかった女の子といった感じ。オークスジャパンカップでの負けはいつまでも後を引く悔しい負けだと思います。それだけにどこかで一発起こして欲しいのですが………。どうも府中の直線が似合いすぎるので、秋に期待しています。

 

おい予想しろ。なにがプリンセスになれなかった女の子なんですかね……。とんでもない末脚で主役級の活躍でしたけど、あれは残像だったんでしょうか……。

という感じで途中から関係ない話を始めて、最後には秋に期待と言っているあたり宝塚記念では完全に切る気マンマンだったみたいです。

あまりいないとは思いますがもし私の記事を見てデニムを切った方が居たら本当に申し訳ない……。

 

他の馬に関しては、ラキシスとヌーヴォがどちらも着外と言うのが意外でした。ヌーヴォは実力が定かではない気がしていましたが、ラキシスは確実に現役トップクラスの末脚の持ち主だと思っていたので、ショックでした。

ただ敗因がマークする予定だったゴールドシップが早々に戦線離脱してしまったことかもしれないので、もしそうならまだ見限れないなあと思っています。

 

三着に来たショウナンパンドラについては、もう全くのノーマークでした。4歳世代ではワンアンドオンリーが最上位だと思ってましたし、牝馬同士でもヌーヴォレコルトのほうが強いと感じていましたので、今回は見送ってしまいました。レースを見た感じでは、能力はまだ未知数といったところ。というのも、この宝塚記念ゴールドシップが出遅れたことで他の有力馬に大きな悪影響を与えていた可能性があるので、着順通りにレースぶりを評価できないんです。

 

そんな中で少々空き巣臭いですが他の有力馬を抑えて勝利したのがラブリーデイ。やはり金子真人オーナーの相馬眼は健在だったのですね……。終わってみれば黄色と黒の勝負服が僅差のワンツーフィニッシュです。二頭出しでワンツーですからもうこれわかんないですね。

筆者の出走馬紹介では

 

そして最後の大外枠。16番枠に入ったのはラブリーデイ。ここ最近勝ち鞍を重ねている注目馬です。ここ数年おとなしかったあの勝負服。そう、金子真人ホールディングスの秘蔵っ子であり、今後中距離戦線での活躍が期待されています。脚質は自在で、先行のイメージを持っていて大外枠だから切るわ、という方は待っていただきたい。この馬は切れる脚を持っているのです。中山金杯ロゴタイプを差したのがいい例ですね。大外枠で注目度が下がっていることもあり、馬券を買うならお勧めかもしれません。実力的にもゴルシには及びませんが、他の人気馬と遜色ないと思います。

 

とかなりのグッジョブ記事。ここでかなりデニムの罪を精算できたのではないでしょうか。…………できたのではないでしょうか。

しかしレース本番で見せたのは結局先行脚質でしたね。結果論ですが、長く続く脚に関しては現役随一のモノを持っていたということでしょう。

 

予想通りだったのは結局トーホウジャッカルくらいでした。

素質の高さは評価していましたが、なにぶん休み明け初戦ということで今回は様子見の意味も込めて米印を打っておきました。結果は三着に迫る四着。今後に期待ですね。

 

続きの記事が遅くなってしまって申し訳ありませんでした。

ゴルシショックがデカすぎました(笑)

でも一層好きになりましたけどね、ゴルシ。あの馬鹿さ加減は最高ですね(笑)

体を張った一発芸をありがとう!

 

今後についてですが、日本ではしばらくGⅠが無いので、少し海外に目を向けて、イギリスのGⅠキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスダイアモンドステークス(とか)の展望特集をやりたいなあと思っています(筆者の夏場の体調によっては変更になります)。

次の記事はすこしコンテンツに移って、アニメの『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』かもしくはゲームの『スクールファンファーレ』について書こうと思ってます(筆者が他に気になることができたらそちらの記事に変更になります)。

 

…………なんか、予告する意味が無いような気がしましたがきっと気のせいなのです!

では電子漂民の皆様、また次回お会いしましょう!