オペラオー流徒然草

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電子漂民はフィリーズレビュー(2018年)を予想するか?

 

 

出走馬短評

 

1番 アンヴァル 3牝 藤岡佑介 

 メンバー中最高タイの3勝を挙げている実績馬です。3連勝中ではありますが、前走は11月の福島2歳ステークスとかなり間隔が空いてしまっている上に勝ち鞍は全て1200m、血統もスプリント色がはっきり表れているロードカナロア産駒ということで1400の今回は若干不安が感じられます。とはいえ牡馬相手にOPを勝っていますし、着差も2馬身半とスプリントとしては上々。カナロア産駒から既にマイルの重賞馬が出ていることも考慮して今回はおさえておくべきでしょう。

 

 

 

2番 デルニエオール 3牝 岩田康誠

 POGで人気だったオルフェーヴルの全妹です。日本競馬史に残る名馬の血筋という周囲の大きな期待によって祭り上げられた馬という印象でしたが、蓋を開けてみたらここまで3戦2勝。負けた白菊賞も勝ち馬がリリーノーブル(阪神JF2着)な上道中リズムを欠くチグハグな競馬で幼さが敗因だったと思います。休養明け前走2月17日の500万下は、好メンバーと評された上位人気馬たちをまとめて差し切ってしまう強い競馬でした。いい調子を保ったまま道中スムーズに運べば勝利はほぼ手中に有るでしょう。問題は当日のテンションなので、パドックで入れ込んでいないか確認したいところです。

 

 

3番 マドモアゼル 3牝 松田大作

 近年スポンサーとして全世界の競馬興行団体を支え、馬主としても活躍馬を輩出しているカタールレーシングの所有馬です。10月のりんどう賞を勝ってからJF10着、クロッカスS5着。あまりパッとしませんが2勝挙げているので実力はあるでしょう。りんどう賞は1400mで勝ちタイム1.21.7というかなりのハイペース決着をものにしていますが、JFは(千六で)35.5、クロッカスSは22.8と若干遅目のペースが敗因かもしれません。距離は確実に短いほうがよく、千四はおそらく適距離。クロッカスSでは最後のもうひと伸びが足りなかった印象で、長い直線の瞬発力勝負には向いていないのかもしれません。内回りの今回のコースは得意でしょう。内枠ですし前目で折り合えば一発もあります。

 

 

 

4番 レッドシャーロット 3牝 横山典弘

 父ロードカナロア×母父クロフネはアンヴァルに極めて似た血統構成です。毎年のように重賞馬を送り出す東京ホースRの馬ということで多少人気になっていますが、りんどう賞でアンヴァルの3着、以降入着なしの実績が全てです。流石にこのメンバーではオススメできません。

 

 

 

5番 イサチルルンルン 3牝 国分恭介

 今回のダークホースです。アメリカのダートG1馬パイロの仔で、当初はダートを走っていましたがプロミストリープに敗れて路線変更。デビュー戦以来の芝挑戦となった前走府中1400mの500万条件で圧倒的1番人気ピースユニヴァースをおさえて勝利をおさめました。芝からダートに替わって未勝利を勝ったことでダート馬だと思われたようですが、前走の勝ちっぷりをみるに単に成長して強くなっただけの様子。1400で2勝していますし今回も当然実力上位です。勝鞍が府中のみ、国分ジョッキーが乗って勝っていないなど不安要素もありますが、他の馬の抱える不安要素に比べたら軽いものです。評価を落とす要因にはなりえないでしょう。

 

 

6番 アマルフィコースト 3牝  浜中俊

 6月10日デビューの早熟馬でしたが、ファンタジーSで敗れたことであっさりJFを諦め休養入り。今回は休み明けの出走となります。フェアリーSはかかってしまって3着と強い競馬をしたのですが、精神面の成長が足りなかったことが陣営の不安要素だったのでしょう。競走能力は疑いようもなく高いので、当日のテンションを見て取捨選択をしたいですね。

 

 

7番 モルトアレグロ 3牝 田辺裕信

 デビューからずっと安定した成績で、常に力を出し切れる信頼感があります。前走OP特別の紅梅ステークスデムーロジョッキーを乗せて鮮やかな勝利。JFでも5着入着しており、競走能力の高さは証明済みです。血統的にも1400mは適距離で隙がありません。乗り替わりを不安視する見方もありますが、先行馬に乗る田辺ジョッキーならむしろプラスかもしれません。

 

 

9番 アンコールプリュ 3牝 藤岡康太

 現在2連勝中のディープ産駒です。大馬主金子真人氏の所有馬でデビューから2連勝中ということで大きな人気を集めそうです。しかし人気に見合った活躍をしているのも事実。新馬阪神のマイルを先行して押切り、つわぶき賞は後方から直線だけで差し切り勝ちとド派手なパフォーマンスを見せてくれています。まだ3戦目で幼い面もあるとは思いますが、その才能で他馬をねじ伏せてしまう可能性もあります。

 

 

17番 ラブカンプー 3牝 松山弘平

 紅梅Sモルトアレグロの2着だったあと、1200mのかささぎ賞を勝って臨んできました。父ショウナンカンプ×母父マイネルラヴという超短距離血統で、ここまでの2勝はどちらも1200mとその血統を体現しています。しかし1400mの紅梅Sモルトアレグロの2着に粘っており、1400でも逃げ粘れる体力を持っているようです。脚質的に他の馬や枠の影響を受けにくく、実力を出しやすいというのも大きなポイントです。