オペラオー流徒然草

競馬のことや最近気になっているゲーム・ラノベ・マンガ・アニメについて徒然なるままに。

電子漂民のスプリンターズS予想

 

 

2018年 スプリンターズS(G1 芝1200m 3歳以上)

 

 

1番 ラインスピリット 牡7

 なんとこれまでに46戦を戦い抜いてきたというタフネスホースですが、意外にも重賞勝ち鞍はなし。しかしスプリントのOP特別を3勝しており、うちひとつは今年のレースと、上り調子ではある様子です。重賞では全く話にならないイメージですが、今年の重賞戦績は6戦して8,15,5,6,5,5着、うち15着はG1の高松宮記念なので、案外勝負できているようです。特に前走、スプリンターズSの前哨戦として集結したメンバーの中で前で粘って5着は評価すべき点だと思います。中山の1200というトリッキーなコースにおいて内枠の先行馬というのはそれだけで有利と言わざるを得ません。前残りで複勝圏内に来る可能性は大いにあるでしょう。調教の様子はよくも悪くもなくでしたが、内枠の先行馬に武豊Jが乗るというのが何とも不気味です。

 

 

2番 ヒルノデイバロー 牡7

 こちらも7歳馬。通算30戦でも十分に立派なのですが、やっぱり1枠の馬おかしいよ(困惑)。この馬も重賞勝ち鞍は無く、それどころかOPでの勝ち鞍が一つもありません。しかしOPクラスでの2着が5回、うち3回は重賞という変わった戦績の持ち主で、どんなに人気がなくても怖い馬でもあります。走るときは33秒台の豪脚を繰り出し、ダメなときは後方で全く動かないある意味分かりやすい馬ですが、予想する側としてはたまったものではありませんね……。おそらくですが、レース中の位置が本人のやる気に大きく関係しているようで、内枠ですんなり好位に付ければそのまま粘り込みも十分にありえるでしょう。穴としてクサイところが内枠に2連続できているのも何とも不気味ですが……。

 

 

3番 ワンスインナムーン 牝5

 上2頭と比べるとかなり若く感じますね。ここまで21戦7勝。昨年のスプリンターズSでは逃げ粘って3着に入りました。その時は準OP→朱鷺Sと連勝しての参戦でしたが、今回も直前に朱鷺Sで逃げ切ってからの参戦となっていて興味深いです。調教の様子も非常によく、調子の良さが伺えます。内の2頭がかなり速い先行馬なのは若干気がかりですが、順当に行けば上位でしょう。

 

 

4番 スノードラゴン 牡10

 ドラクエモンスターズジョーカーシリーズと共に成長してきたドラゴン。流石にもう衰えが見えてきた様子で今年に入って芝での入着は無し。いちおう前走CBC賞で上がり33.0を出していますが、この馬は中京でよくそれくらいの足を使うのでノーカン。中山で33秒台の足を使う力はもう残っていないでしょう。

 

 

5番 アレスバローズ 牡6

 こちらは打って変わって今が絶好調の上り馬。夏に中京のCBC賞と小倉の北九州記念を連勝しサマースプリントチャンピオンとなりました。昨年の準オープン南総S(中山芝1200m)で1着になっているだけでなく、中山1200のレースでは常に上がり上位に食い込む相性の良さをみせています。先行馬が多い中、後ろからレースをできるのも強みと言っていいでしょう。ディープ産駒らしく瞬発力に溢れ、小回りも苦にせず、坂でも問題なく脚を伸ばせる。まさに理想のスプリンターです。

 

 

6番 ダイメイプリンセス 牝5

 アレスバローズは乗り替わりを繰り返して勝ちを重ねてきましたが、こちらは一貫して秋山ジョッキーが乗り続けています。今年に入って新潟1000mの直線競馬で3勝をお上げている馬です。前走北九州記念で小回りの中2着に入り、コーナーも苦にしないことをアピールしましたが、若干勝ち馬に離されたのが気がかりなところ。アグネスワールドのように直線があるヨーロッパに遠征しても良かったのでは……。アレスバローズの方が勝機があるように思えますが、瞬発力という一点に関して言えばダイメイプリンセスに軍配が上がります。もし直線で誰にも邪魔されずに加速できたら、たとえ再後方からでも差し切ることが可能なほど他の馬とは持っている時計が違うということは考慮しておくべきでしょう。

 

 

7番 キャンベルジュニア 牡6

 もともとは2000mを連勝した中距離馬で、勝ち鞍はすべてマイル以上。今年春の京王杯SCで初めてスプリント戦2着となりましたが、東京コースは距離以上のスタミナが要求されるため中距離馬の好走が多い上にそもそも1400mで距離が長めでした。前走キーンランドカップは粘り込んで4着でしたが中団から4コーナーで位置を4番手まで押し上げたのに全く順位が動かなかったのがこの馬のスプリント適性の無さを証明していると思います。富士ステークスに出てくれば面白かったのですが。

 

 

 

8番 ファインニードル 牡5

 今年春に突如勝負服を世界で使っているものと同じ青に変えたゴドルフィンの日本におけるG1馬第一号となった馬。日本では赤い勝負服を着用しているカタールRを意識しての変更なのかもしれませんが、ともかく、勝負服を変えてからのゴドルフィンは世界中で大活躍中。チャーリー・アップルビー厩舎&ジョン・ゴスデン厩舎と共にG1を獲りまくっています。ファインニードルは長らく勝てなかった日本競馬の牙城を崩すチャンスとなる馬。前哨戦もきっちり勝利して、ここは万全の体制で臨みます。鞍上は今年に入って日本での3走全てに騎乗しすべて勝利した川田将雅J。

 

 

9番 ラブカンプー 牝3

 スプリンターズSによく現れる3歳牝馬枠。今年は夏のスプリント重賞を2,3,2着と好走してきたこの馬が入りました。すでに古馬と3度も対戦して実績がありますし、軽い斤量も有利。おまけに中山の緩いコーナーはこの馬にとってはもってこいの舞台でもあります。前走のセントウルステークスが割と重い馬場でしたが全く止まることはありませんでしたし、雨の中山でも心配はいらないでしょう。血統的に本来はもう少し遅めの開花が自然な気がするので、今後も要注目の存在ですね。

 

 

10番 レッツゴードンキ 牝3

 すっかりスプリントの常連になりました3年前の桜花賞馬です。昨年の高松宮記念2着からスプリンターズS、そして今年の高松宮記念とスプリントGⅠ3戦連続2着という悲しみを背負っており、今回も2着なら史上初の4連対という珍記録達成になります(?)。能力はあるのですが、岩田ジョッキーの仕掛けが早いのか直線の終わりで足が止まるので、どうしても競り合いに弱いという側面があります。実はダートも超得意で、今年のレディスクラシックに出てくれないかなと密かに期待しています。1800くらいなら持つと思うんですけど……。