オペラオー流徒然草

競馬のことや最近気になっているゲーム・ラノベ・マンガ・アニメについて徒然なるままに。

電子漂民は2015年有馬記念を予想するか?

一年で最も熱い日!!!(馬券売り上げ的な意味で)

 

皆さんお久しぶりです!前回あんな予告をしたにもかかわらず、大学が期末で忙しくて何もしていないオペラオーです!

 

さあ今回は待ちに待ったグランプリ!思えば最初に競馬予想の記事を書いたのも今年の春のグランプリ宝塚記念でしたね。

 

今回はスターホースの集結とは言えませんが、すでにこのレースでの引退を発表しているゴールドシップを中心に面白いメンバーが揃いました。春もそうでしたが、実力・人気共にゴールドシップが注目を集めていますね。最後のレース。あの三冠馬オルフェーヴルも、ディープインパクトもラストランに選んだこのレースで、果たしてどんなパフォーマンスを見せてくれるんでしょうか。

 

 

ちなみに9RのホープフルSはアドマイヤエイカン、バティスティーニ、ディーマジェスティ、ロードクエストあたりが面白いと思います。

 

それでは今回は出馬表を割愛させていただきまして、各馬の紹介へ、ドーン!

 

1枠1番を引いたのは有馬で2着になったのがいつだったのか憶えていないオーシャンブルー。宝塚の時点でもう用なしと言ったとおり、今回もおすすめしません。現時点でこの馬より人気が低いダービーフィズやトーセンレーヴの方が面白いです。父親はご存知大種牡馬ステイゴールド。後継候補が多い馬ですから、この馬は種牡馬入りするのも厳しそうです。今回が見納めになると思うと寂しいですね。

 

1枠の2番はヒットザターゲットオーシャンブルーと同じ7歳馬ですが、この馬は今年重賞で勝ち鞍があります。しかも勝った重賞が2500mの目黒記念。次走の札幌記念でも強豪馬達が集う中、前で残るディサイファに猛烈な脚で迫る離れ業を見せました。短い直線だろうが、坂があろうが伸びてくる脚は信頼に値します。今回の舞台は馬場、距離含めてベストだと思いますので、気になる方はぜひ買ってみてください。

 

2枠3番はラストインパクト。去年重賞2連勝からこのレースに望んで7番人気7着でした。京都大賞典金鯱賞とビッグレースを連勝しても7番人気ということから分かる通り、去年の有馬記念はまさにドリームレースと言うべき好メンバーでした。今年はメンバーが一枚落ちる分好勝負も必死と考えていいと思います。ですが同時に、前走ジャパンカップで初めてG1連対まで持ってきた鞍上ムーアが今回は騎乗できず、代わりに菱田ジョッキーが乗るというのが不安材料だと思います。いいジョッキーではあるのですが、G1ではあまり信用できませんね。

 

2枠4番は今年の競馬を盛り上げた主役・ラブリーデイ。父キングカメハメハkingmamboの仔ということで当初はマイラーだと考えられていましたが、ダービーと神戸新聞杯を制しさらにスズカマンボが登場したことで見方がガラッと変わりました。種牡馬としてもアパパネが自身と似たような活躍を見せ、キングカメハメハそのものの能力を強く伝えられることを印象づけていますね。ラブリーデイは宝塚記念天皇賞を制していますが、2400m以上のレースは9戦してわずか2勝。3000m以上のレースを除いても7戦2勝と少し物足りません。特に前走のジャパンカップは取りこぼしという他なく、最後の伸びを欠いたように見えるのも大きく減点です。しかし中距離で類を見ない強さを持っているのは疑いようがなく、特に先差自在の脚というのが高ポイントです。鞍上の川田ジョッキーも厳しいペースの京都大賞典や誰もが戸惑いレースが乱れた宝塚記念を共に制した名手ですから、今回もレースに合わせて戦法を練ってくるのではないでしょうか。

 

3枠5番はアドマイヤデウス。春に同舞台同距離の日経賞を制しており、コースに対する適正は抜群です。しかしG1では実力不足で、天皇賞春秋は厳しいペースと乱れたペースの中で全く競馬をさせてもらえませんでしたし、ジャパンカップは完全に切れ味で劣っていました。今回もメンバーはあまり変わりませんし、馬券に絡むことは無いと思います。

 

3枠6番アルバートは目下4連勝中の勢いが良いですね。何よりも前走ステイヤーズsの勝ちっぷりが非常にいいです。超長距離のレースで35.0の上がりを使えるというのは魅力的。しかも中山の短い上に急な坂有りの馬場で突き放しての勝利ですから、ポテンシャルは相当のものが有ります。近年蔓延していた”ただのステイヤー”とは趣を異にした”速いステイヤー”なら、この大舞台でも一発はあるかもしれません。父のアドマイヤドンは言わずと知れたダートの名馬ですが、産駒の重賞馬はアドマイヤデウスとこのアルバートのみで完全に芝適性が上です。これも血統の妙なのか、はたまたアドマイヤドン自身が芝のほうが得意だったのかは定かでありませんが、中長距離のドン産駒は買いというのが今の見方のようです。今回もかなり信頼度は高そうですが、G1ペースを経験していないところが唯一にして最大のリスクでしょう。

 

4枠7番はゴールドアクター。3歳時から期待を集めていた馬ですがOP入りしたのは4歳になった今年の秋。父スクリーンヒーローに母父キョウワアリシバという珍しい血統ですが、実力はどうやら本物で、前走アルゼンチン共和国杯を好位から長い足を使って粘り勝ち。府中の長い直線を残ったのは高評価です。スクリーンヒーロー産駒といえばモーリスが大暴れしていますが、彼は中山への適性が抜群でした。この馬もうまく好位にでレースを進めれば勝機はあるやもしれません。この馬のネックもG1ペースへの対応で、去年の菊花賞ではトーホウジャッカルのレコードに0.7もの差をつけられてしまいました。今回もゴールドシップがレースを壊しにかかると思われますから、そこへの対応力が課題でしょうか。当日の調子次第では買うのも全然有りだと思います。

 

4枠8番はダービー馬ワンアンドオンリー。今年初めはドバイシーマクラシックで好走してそこそこ評価されていたのに、蓋を開けてみると微妙な戦績でしたね。京都大賞典で着に入れなかったのは痛かったですね。もうG1では厳しいのではないでしょうか。父ハーツクライは4歳になってから大きく成長しディープインパクトとこの有馬記念で討ち果たしましたが、5歳の秋には引退しています。この馬も限界が来ているのかもしれません。

 

5枠9番は「もしかしてステイゴールド産駒なんじゃないか!?」ということで話題のサウンズオブアース。主な勝ち鞍ははなみずき賞です。とはいえG1でも構わず突っ込んでくる末脚は信頼が置けますし、負けた重賞もかなりの僅差です。菊花賞ではこの馬もレコードで走破していますし、京都大賞典では32秒台の豪脚を披露してくれました。しかし、お察しの良い方すでに気づいているかもしれませんがこの馬は京都巧者。いくら父がネオユニヴァースと言っても中山を2週半も走る今回はあまり買いたくないところですね。あと単純に瞬発力勝負でないとダメという欠点もあります。ゴールドシップのペースになったら用なしでしょう。もしスローになったらとたんに実力上位という言い方もできますから、怖い人は抑えで。

 

5枠10番はまさかの連闘トーセンレーヴ。いつG1を勝つのか?と言われ続けたトーセンの秘蔵っ子です。ディープインパクトビワハイジという約束された勝利の配合でありながら、これまでに重賞1勝・G1はダービーに出走したのみという悲しい馬ですが、先週のディセンバーステークスを好タイムでとんでもない位置から差し切り勝ち。土壇場で出走権を得てここに滑り込んできました。その勝ちっぷりは圧巻で、ここでも勝負になるのではと筆者は密かに期待していたりします。父ディープインパクトは言わずと知れた名馬。母ビワハイジブエナビスタのお母さんで、トーセンレーヴはブエナの弟にあたります。ブエナはとうとう有馬記念を勝てませんでしたが、姉の雪辱を果たすことができるでしょうか。

 

6枠11番は今年の菊花賞馬キタサンブラック。重賞2連勝の勢いと、十分に間を取っての出走が高ボイントです。菊花賞はタイムも速く、長い足を使ったタフなレースをしていましたから、ここでもその力を使えるはずです。父ブラックタイドスプリングsを制していて、自身もセントライト記念を勝つなど中山は大得意。距離も十分持つとなれば勝機は有ると見ていいでしょう。古馬から有力馬があまり出ていない今回のレース。ノーマークで中団に付けられれば勝てるハズです。

 

6枠の12番はリアファル。こちらも好調3歳馬ですが、菊花賞でキタサンブラックとの勝負付けは住んでしまった印象がありますね。ダートから芝へ転向して成功した珍しい経歴の持ち主ですが、どんな距離でもどんなペースでもどんな脚質でもレースに対応する適応力は眼を見張るものが有ります。父ゼンノロブロイ有馬記念を制した実力馬で、母父エルコンドルパサージャパンカップの勝ち馬。距離はこのくらいがベストでしょう。G1勝ちのない3歳馬の勝利は98年グラスワンダー以来ですが、この馬はその記録に最も近いと言えます。

 

7枠13番は無冠の女王ルージュバック。今回もそこそこの人気を背負っているようです。父マンハッタンカフェは3歳でこのレースを制しましたが、その時すでに菊花賞を勝っていました。ルージュバックは同世代のミッキークイーンに完敗しており、そのミッキークイーンはジャパンカップで完敗。今回は実力的に厳しいと思われます。エリザベス女王杯でもマリアライトに敗れていますし、今回は見送って来年の牝馬戦線に期待しましょう。ちなみに母のジンジャーパンチはアメリカでG1を6勝した名牝で、あのゼニヤッタの二番手と目されていました。今後もジンジャーパンチの仔が日本で走ると考えるとワクワクしますね。

 

7枠14番はダービーフィズ。夏に函館記念を勝ったり札幌記念で3着になっていた頃は良かったが、完全に2000mのローカルに適性があることが判明してしまっているため今回は見送り。父親のジャングルポケットは府中の主でしたが、この馬は府中ではあまり活躍できないタイプのようですね。ズブいところがあるのが原因でしょうか。

 

8枠15番はみんな大好きゴールドシップ。ここで勝利すれば史上2頭めの中央GⅠ7勝目になります。もうあまり説明することもないと思いますが、父ステイゴールド、母父メジロマックイーンステマ配合の代表例で、血統的には距離馬場共に問題なく、産駒の能力が高ければどんな条件でも勝ててしまう魔法の配合です。鞍上の内田騎手は今年ゴールドシップに乗っていませんでしたが、3年前の有馬記念を制したコンビということで、あまり心配はいらないと思います。とにかく機嫌が良ければ走る馬ですから、当日の様子を見て買うかどうか慎重に検討したいところです。中山2500mの適性は非常に高く、このコースなら歴代の名馬たちと走っても勝負できるでしょう。過去に2度出走した戦績も1着3着ですから相当なものです。ここを勝てば年度代表馬が、更には殿堂入りまで見えてくる大事な一戦。それになんといっても引退レースですから、いい結果を残してくれることを、無事走りきってくれることを、祈っています。

 

最後の8枠16番はエリザベス女王杯の勝ち馬マリアライト。リアファルの姉でも有ります。リアファルと違ってこちらは父がディープインパクト。血統的に考えればエリザベス女王杯は勝つべくして勝ったという感じですね。ゴチャつく中を中団から位置を押し上げて粘りきるという、とても牝馬とは思えないパワフルなレースぶりで勝利した前走。相手には香港カップで2着に好走したヌーヴォレコルトがいた事を踏まえるととんでもない勝ち方だったことがわかります。父は直線で一気に末脚を伸ばすのを得意としていましたが、この馬はタフな展開からゴール前で粘り切るスタイル。今回は大外ということでかなり不利ではありますが、中団外めでうまくレースが運べば戴冠はあり得ると思います。

 

 

というわけでズラッと全出走馬16頭紹介いたしました。

蛇足ですが私の予想は

ゴールドシップ

◯アルバート

▲マリアライト

△ラブリーデイ

トーセンレーヴ

△キタサンブラック

です。

ゴールドシップ大好きなんですよ……。

 

では電子漂民の皆さん!お次はきっと小説でお会いしましょう!